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肉を切らせて骨を断つ

・肉を切らせて骨を断つ。現状を言い表すのにうってつけの言葉だと思う。焦ってはいけないとき、堪えるべきとき、というのがある。本来我慢弱い僕は、自分の思い通りにいかないことがあると、すぐに環境を変えようとしがちだ。そんな僕が、赤字垂れ流しに片目を瞑りながら、踏ん張っている。今ジタバタしてはいけない、手を加えてはいけない。見守るときなのだ。骨を断つために。

・焦りを解くためにも、別のことで忙しくしていなくてはならない。そして余暇を楽しむ時間をもつことだ。関連する仕事本などを読んではいけない。耐えどきと言っても、じっと事が過ぎていくのを凝視していては気がもたない。気を逸らしてしまうのが心身には健全だろう。
知人に勧められた、中井久夫先生の本をエッセイを読む。普段馴染みのない文体で、ときおり自分の教養の無さを感じる。誠実だが、それゆえの緊張感ある文章がつづき、今日の気分では保たなかった。本を閉じる。

・娘の送り迎えと、昼食の合間に、星野源のオールナイトニッポンの細野晴臣との対談を聴く。もっと音楽に関わっていたいと思える話がつづく。今の自分には遠すぎる話。もっと当事者として聴けるようになりたい。

・何も狙わすに、思いつくままに文章を書くというのは、相変わらずの癒しである。何かを作り出しているという意識はなく、むしろネットデブリを生み出しているような申し訳ない気持ちにすらなるが、誰かに読まれようと思わずに、ひっそりと書き残しておく楽しみは、癒しでもあるのだ。
何かの拍子に読み返すかもしれない。noteにはそういうところがある。半年前に書いた記事がスキされたという通知がとどき、自分でも何を書いたか忘れているので、読み返してみて、へーこんなことを書いていたのかと面白がったりする。興味深いというか。

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