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書いた本を売るための本屋 その6 テーマが決まった

さて、今日も書いていこう。先日のぎっくり腰はちょっとマシになって、リハビリがてらに散歩に出かけて豚バラを買ってきたところだ。
今日も「書いた本を売るための本屋」構想について書いていこう。

まず書いた本、つまり自分で書いた本がなくては始まらないので、何についての本を書くかについてこれまで考えてきたわけだ。今のところ決まったことというのは、
・そもそもこの考察を原稿として本にしてしまう
・自分に切実なテーマを自由研究してその考察を本にする
という2種類があった。今どちらにするかは決めかねているのだけれど、なんとなくだが、どっちでもいいから始めちゃうのがいい気がしている。ゴニョゴニョ考えてばかりいると、考えることに飽きてきてしまうし、何より考えている時よりも作っている時の方が面白いからだ。そういう意味では印刷物というのは物体性があるし、作ることのハードルが低いので改めて便利だなと思う。

じゃあ今日はこれを書きながら、もう何を書くかこの場で決めてしまったらいいじゃないか。
さっきの2種類で行くと、前者をパターン1、後者をパターン2としよう。いやわかりにくいので、前者を「副次本」、後者を「テーマ本」としよう。副次本というのは、これまでに何度も書いているので省略。

さて。普通に考えたらテーマ本の方が、本としてわかりやすいかなと思う。外に開かれているかもしれない。そもそも副次本というのがわかりにくいので。テーマ本とは、つまり雑誌的な本づくりというわけだ。じゃあこっちにするか。とりあえず決めちゃえばいっか。決定、テーマ本を作ります。

次。
あっさり決まったな。だけど、これもいつでも撤回できるものとしておく。仮の決定くらいの感じ。後戻りだっていつでもできるようにしておく。「多分こっち」として進める。それくらいの軽やかさでやってった方が自分へのプレッシャーも少なくなる。何かを進める時は、とにかく自分へのプレッシャーを少なくすること。できる限り。軽くしておく。そうでなくとも、否が応でもプレッシャーがかかることも出てくるのだから。それに耐えうるように自分で自分にかけるプレッシャーは少ない方がいい。

テーマ本を作ろう、とした。では何のテーマ本かといえば、自分の中で案は三つ。

・怒りについて
・損得勘定について
・本屋の困りごとについて

正確には一つ目と二つ目はくっついている。怒りをもっと細くしていくと、損得勘定というテーマに行き着く、気がしている。自分が怒りっポイのが損得勘定の優先順位が強いからではないかという仮説があるから。だから損得勘定がなんたるかを調べてみることで、怒りというものの輪郭がぼんやり見えてくるのではないかと考えた。
それで、今のところ、テーマとしては自分にとって切実であるものを選ぼうかなという気がしているので、そうなると自動的にテーマは「損得勘定について」となる。

じゃあそれでいいじゃないか。しかし、不安もある。かけるのか。そしてそれは面白いのか。面白いのか、は、売れるのかと考えていそうな気がする。こうやって心の機微を書き出していくのは重要なことだ。
ほら、売れるのかと考えていること自体が、まさに損得勘定に支配されていることの証ではないか。これはますます重要なテーマではないのか。
そして、面白いのか→売れるのか、の部分を、損得勘定を抜きにすると、面白いのか、だけが残る。つまり不安要素は面白いのかどうかが心配という言葉で言い換えられる。面白いかどうかについては、自分が面白いと思えるかどうかが自分にとっては重要という基準がある。そうとなれば答えは見えている。面白いかどうかは、自分が読んでいて面白いと思えることを書けばいいだけなのだ。というか、自分が知りたい、読みたいと思えることがテーマでありさえすれば、それに対して自分が知りたいと思うことを純粋に調べていけば、興味赴くままに調べていけば自ずと「知りたかったこと」が残されていく。本づくりは考察の過程だとすれば、「知りたかったこと」の集積が本になるのである。だから、素直な気持ちで、今知りたいと思うことを調べてその考察を書いていけばいいだけなのだ。

よし、じゃあできるかどうかはやってみないとわからないけれど、「損得勘定」というテーマで雑誌的な作り方で本を作ってみよう。
よし、今日はここまで。1,773文字。

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