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「コンテンツ」と「商品」を分けて考えよう

今朝は4時くらいに、目が覚めてしまって、そこから眠れなくなってしまいました。

ぼくは、なかなか寝付きがわるいほうなので、一回起きちゃうと、しばらく眠れないんですよね…

起きるにはまだ早い時間なので、ベッドの中で、しばらく粘っていたのですが、ちっとも眠れる気配がない…。
仕方がないので、ラジオでも聴くことにしました。

Voicyというアプリをつかって、色々聴いていたところ、人気パーソナリティのサウザーさんという方が、「コンテンツマーケティング」についての面白い話をしていました。

くわしくは、番組を視聴してほしいのですが、僕なりに解釈すると、コンテンツと商品は別物だということです。

コンテンツというのは、いわゆる「エンタメ」であると。
たとえば、アメトークなどのTV番組であったり、バラエティ系Youtuberが配信しているものだったり。

しかし、コンテンツはあくまで楽しむためのものであって、それ単体ではお金になりにくい。

テレビでも、Youtubeでも、それ自体には、ぼくたちはお金を払っていませんよね?合間に流れるCMなどを通じて、TV局やGoogleにお金が入り、タレントさんにお金が支払われています。

ジャパネットのように、直接商品を売るための番組であったとしても、ぼくたちがお金を払うのは、あくまでフライパンや洗濯機などの商品に対してで、ジャパネットの番組(コンテンツ)自体には、お金は払わないですよね。

ほかにも、コンテンツには、流行があり、消費されていくという特徴があります。

最近、芸能人がYoutubeに参入してきていますが、彼らはエンタメのプロなので、コンテンツづくりに関しては一流です。
これまで一線で活躍していたYoutuberたちは、芸能人Youtuberに、どんどん取って代わられていくだろう、とサウザーさんは言っていました。

しかし、そうは言っても、結局コンテンツだけでは、お金になりにくい。
大事なのは商品を売るのだということ。

コンテンツで集客をして、集まったお客さんに対して、適切な商品を売る。
これが、王道なのではないでしょうか。

コンテンツというのは、「見込み客づくり」の手段なのです。

この関係がよくわかる例として、「ほぼ日」があります。
ほぼ日のウェブサイトでは、公開されているコンテンツ(対談記事など)は、すべて無料で読むことができます。

ほぼ日のコンテンツは、無料とは言え、中身が非常に充実していて、ためになる話もあれば、役に立つ情報もあるし、くだらないネタもあります。
エンタメ、ですよね。

コンテンツには、いろいろな種類がありつつも、「ほぼ日らしさ」は一貫していて、それに惹かれた人たちが、ほぼ日のファンになっていきます。

そして、ほぼ日のファンたちが、ほぼ日ストアで「紹介」されている商品を気に入り、買っていくのです。

もし、ほぼ日がコンテンツを売ろうとすれば、
「ここから先は、有料になります」とか
「月額課金制」とか
「記事の間に広告がある」とか
そういうことになります。

これって、読者にとっては、コンテンツに触れるハードルが上がったり、邪魔だったりします。

ほぼ日は、コンテンツ売ることよりも、
純粋にコンテンツを楽しんでもらい、ファンってなってもらうことを重視しているのです。

ファンになってくれれば、商品を買ってもらうハードルが、ぐっと下がるからです。

あなたも、商品は、何を買うかよりも、誰から買うかを重視しませんか?

それが自分にとって、大事なものであればあるほど、高い金額であればあるほど、その誰から買うかが、重要になってくるのではないでしょうか。

ファンになってもらい、商品が売りやすくなれば、多少原価が上がっても、いいものをつくって、キチンと売り切ることができる。
結果的に、そのほうが、長期的に利益を上げ続けることができる。
そういうことを、ほぼ日は実践しています。

もし、あなたが、これから自分でビジネスを始めようとしているなら、
コンテンツと商品を区別して考える、ということをおすすめします。


追記 (2020/4/17)

記事の続編を書きました↓↓


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牧野彰邦

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