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イクメンパパに放ったママ友のことば

子どもが、産まれた頃、【イクメン】って言葉が
流行りはじめ、
積極的に育児に協力するパパがもてはやされ、
羨ましがられる傾向にあった中、

印象に残ったママ友(男児三人のママ)との会話。

「旦那さんが協力的に育児参加してくれているのは最初は有り難いな〜って、思ったけど、
参加すると色々と口も出したくなるでしょ。
両親で違うこと言えば、子どもが混乱するから、
子どもの躾や教育、或いは各種手続き、
全て私に任せてくれていいから、
子育てに口を出さないで
あなたは黙って、外でしっかり稼いでくればいいから。って、 
この間、言っちゃった」

確かに旦那さんだって、協力していれば
育児の大変さも実感すると共に
こーしたらいい、あーしたらいい
ここは注意するべきだ
ここが心配だ、

と、色々と細々とした思考が芽生えて当たり前で
言いたくなるものだろう、、、

そして、両親のもつ、それぞれの異なる「〜べき」を
押し付けられた子どもは混乱し、
いい結果を生まないこと

彼女はそれに気づき

「もう、私を信じて任せて」

と、母親としての覚悟と責任と潔さを感じた。


大事なのは、
どっちが、稼ぐが、育児するかの役割分担の話しではなく
【イクメン】だろうが、なかろうが、


それぞれ、これまでの人生で、経験で、
良くも悪くも
自分が作り上げてきた
或いは刷り込まれた「〜べき」を夫婦ですり合わせ、
不必要な思考という名の「エゴ」に囚われていないか、時に手放し、受け入れあい

子どもに1本化した純度高い愛を提供する努力を夫婦でし続けること、
その覚悟と責任が子育てには問われている

更に言えば、それが、夫婦でなく、
1人でも、養育者である自分が自分と仲良しで
向き合い続けることができていればいいのだ。

と、あれから十数年経った今、思う。

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