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5: 人生初マラソンへ! 神戸マラソン#1

2017年11月3日、30km走ののちハンガーノックにのたうち回るも、そこからエネルギー補給は大切、という重大な教訓を学びました。いよいよ人生初マラソンとなる神戸マラソンに挑みます!

マラソンEXPOなる存在にびびる

ときは進み11月18日、神戸マラソン前日。開催地である神戸に向かうため、新幹線で東京から新神戸に乗り込みました。そしてそのまま市営地下鉄、ポートライナーと乗り換えて、国際展示場で行われているランナー受付に行ってきました。

第1回にちょろっとだけ書きましたが、神戸は私の出身地です(なので、マラソン未経験の状態で神戸マラソンには応募していたというわけです)。自分を育ててくれた地でマラソンを、しかもフルマラソンを走れるというのは最高にテンションが上がりました。この国際展示場は、住んでいた当時はそこまでは訪れなかったものの、大学院生時代にも会社に就職してからも、分子生物学会で幾度となく訪れており(ちなみに神戸マラソンの翌週にも訪れました笑)、目をつぶって歩ける…とまではいかないですが、勝手知ったる場所ですね。

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ポートライナー駅から直結の入り口から入り…

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ランナー受付とそれ以外に分かれます。この直後、たしかゼッケンとTシャツを受け取りました。その後は企業展示(EXPO)ブースへと続きます。

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神戸といえばシスメックス、ということでブースも大々的に展開していました。この他にもいろんなメーカーが試供品を配ったりと、おもてなしされている感が半端ない! 

前日泊は実家にて

なんかEXPOを回っただけでも感無量なのですが、早々に会場を後にし、1時間以上電車などを乗り継いで、母の待つ実家へ。1カ月ぶりの帰省です。

なんでそんなに帰省の感覚が短いの、と思われるかもしれません。じつはこの年の8月、父を膵臓がんで亡くし、その後のあれこれで月1くらいで帰省していたのです。父の病気自体はかなり前にわかっており、よくもったほうだとは思うのですが、それでも神戸マラソンの当選がわかったとき(6月)には相当厳しい状態で、さすがに「11月にマラソン走るで!」とは言い出せない状況でした……。そんなわけで母も一人暮らしになったので、まあマラソンだからと理由をつけて顔を見せることができたのは、本当にありがたかったです。

母「ようマラソンなんか走る気になったなあ」
私「なんか応募したら当たってもうてん」
母「マラソンの日の朝ごはんとか何がええん?」
私「同じでええで、そんな速く走るわけちゃうし。バナナ1本持ってってええ?」
などなど他愛のない会話を交わしながら夕食をいただき、自室にて翌日の準備…といっても走るときに着るシャツにゼッケンを安全ピンで留めたくらいですが。

いよいよスタート!

神戸マラソンはウェーブスタートが採用されており、第1ウェーブは9時ちょうど、第2ウェーブは9時15分スタートです。私は初マラソンで、目標をたしか5時間とかで申告したので、もちろん第2ウェーブに。ということで、会場には8時15分ころに着けばいいかな…などと思い7時過ぎに家を出発しました。実家から三宮駅まではバス1本でラクラクの移動です。電車だったら混雑していたのかもしれませんが、神戸市の最奥からのバスなので混雑とも無縁でした。

駅を降り、まずは荷物預かり所があるみなとのもり公園に。もってきたバナナとかウィダーインゼリーとかをスタート地点に移動するまで食べ、エネルギー補給もバッチリ。トイレにはみなとのもり公園で1回行ったのが最後で、スタート地点そばでもう1回行きたくなったものの、行列の長さに断念。

市役所横の道路から、S、A、B、……、L、Mブロックと伸びた行列のほぼ最後尾で(たしかLブロックだったかな)オープニングセレモニーに参加しました。神戸マラソンでは皆で黄色の手袋をはめた両手を頭上にかかげる演出が象徴的ですよね。震災復興の象徴である「ひまわり」にちなんだものです。

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大会ゲストは有森裕子さんでした。

「今日が初マラソンの人!(はいはいはい!←でもMCのいる場所からは遠いから見えない) 完走すれば絶対に自己ベストが出ます!(笑) 楽しんできてください!」

最高のテンションになったところで9:00の号砲! でも本当のスタートまではあと15分待たされるのですが(笑)。なのでその場で動くこともできず、黄色い手袋でパチパチパチと拍手するのみ…「細かすぎて伝わらないモノマネ」で、「神戸マラソンの最後尾ブロックで、スタートのピストルが鳴るも前に進むことができないランナー」とかってネタはできないでしょうか…。

次回、いよいよスタート地点を通過します(←引っ張りすぎ)。

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