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神秘体験その他

七転八倒の自己探求を始めて2年後、アカシックの講座に出た。
私はそれまで自己探求はしていたものの他に講座に行くわけでもなく淡々と洞窟に篭るような日々で、お仲間というものがいなかった。やっぱ仲間は要るというのと、いわゆる視える系というのに対する、ある種の憧れと嫉妬と劣等感やらのごった煮を払拭すべく、アカシックリーディングの講座に参加した。

自分にはそういった第六感がないと長い間思っていて、でもできないはずないというのもわかってて、きっちり自分に許可をおろしたかったのだ。他にも大きな理由があったのだけど、今となってはどっちでもいいものになってるので割愛。

その講座中のことだった。アカシックの図書館に行くためのイメージが印刷された用紙を見ながら、33段の階段を目視で登り、図書館に入り、足元の絨毯にあるシンボルを確認してウィーンとエレベーターで上がって、スポンっと抜けると、私は円形の空間に浮いていた。あまりの鮮明さに驚いた。

浮いた市松模様の床にいくつかの本棚、その外枠に描かれた模様まではっきり見える。中央には大きな木製の製図机があり、大きな紙が広げられ青いインクで太陽系が描かれていた。いくつかのメモも書き込まれていたが文字の判別はできない。八本の柱があるが、それは天井を支えておらず、ギリシャ彫刻のようだ。ぐるりと窓があり外には地球の表面があり、宇宙センターから見たそれと同じだった。床の下は半球形の空間があり、その高さにおなかあたりがヒュッとした。

あれ、ここはアカシックの図書館ではなく私の仕事場では?そう思った時、二人の助手が私を見てぱっとした表情を見せた。二人は同じ顔、同じ服装をしていて、細長い帽子をかぶっている。身長は140cmくらいだろうか。

「あっ、来た?」
「あ・・・ごめん、ま・・まだ・・・。」
「あーーーーーそうかーーーーーー。」
「あ、じゃ、もういくね。」
「はーーーーい。」

というやりとりをテレパシーでして、びっくりしたまま戻った。
なになになになに、なんだったのあれは。え、ちょいもう一回。と思って素早く階段を登り同じ手順で再度そこを訪れた。まったく同じ場所。

「あれ?」
「あ、ごめん、ちょっと確認だけ。」
「はーーい。」

で、すっと体に戻って、まさかの二度見を果たした。

実は私は菩薩になろうと思っていたのだ。そう思ったので、すでに仕事場が用意されていたのだろう。チリひとつないピカピカの空気で、これだと掃除の必要がなくていいなと思った。

体感的にはこんな感じ

あれはアカシックには違いないのだけど、どちらかというと体外離脱だ。この時の話を友人にしたら「サトコさん、私そのオフィス行きました・・・。今年の1月くらいだったんですが、なんだかひとんちに勝手にお邪魔してる感じですぐ帰ったんですけどね。」と言われた。私が彼女に初めて会ったのはその年の5月だ。そんなこともあるのかと驚いた。と同時に、彼女が見たということで私が菩薩になるのは確定だなとも思ったのだ。いつの時空かは知らんが。アカシックリーディングは今でも普通にやるが、これが一番はっきり見えた。


あと、時間って結局どういうことだろうとあれこれ考えていた。図形ではいろいろ視えるのだけど体感としてはなかったのだ。ある朝、起きる前のシータ波領域でそんなことを考えながらゆーーーーーっくり目を覚ましてみた。オフィスの時もそうだったけど、シータ波まで意識が落ちて意識を保っていられると、周りの空気がとろんとするのでそれとわかる。その日もそうで、お、うまくいったなと思いながらキッチンに向かう途中のこと。

あっ!!!!!!時間がない!!!!!!!と思った。

時間がないのだ。驚いた。学校で習った歴史はなんだったのかと思うと同時にそれもまた同じだとわかる。今というこの一瞬しかなく、時間というのは概念でしかないというのがわかる。このときのしてやられた感は半端なかった。いや、本当に驚いた。時間はあると思っていたんだもん。

地球現実の物質化もすごいけど、時間もすごい。
だから、経年劣化ってなにその念の入れようってくらいすごい。
常識が覆るとはこのことだ。

私の神秘体験といえるもので、そこそこはっきりしてたのはこのくらい。

神秘体験というのは、意識が拡大したときに起こるものなんだけど、とにかく驚く。そしておもしろい。なおかつ情報がセットで一瞬で腑に落ちるので話が早い。


次回はちょいその時間の話でもしよっかね。
トリックてんこもりで、ほんとおもしろいの。


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