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水晶体に映る記憶vol.12「本当に、長い道のり」

定期購読マガジン「水晶体に映る記憶」の12個目の記事です。
このマガジンでは、「今日しか感じ取れないかもしれない有限な感性で、日々の感情や記憶の形を残す」というテーマで文章を書いていきます。
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たまに、半袖が寒いな、と感じるようになったので、ようやく秋が来てくれたのかと歓喜している。今月も何人かの友人が山形に遊びに来てくれたのだけど、まだ暑い時期だったから山形が案外暑い土地であることがバレてしまった。盆地なので夏暑く冬寒い気候なのだけど、実はこれからのシーズンの方が、涼しくて美味しいもの(主に芋煮)があるのでアピールポイントなのに、もう案内できないことが悲しいな、と思います。今月の記憶、今日も何個か書いていきます。

しんどいことがあったら美味しいものを食べとけ、という話の内側


しんどいことがあったら美味しいものを食べとけ、という言葉があるが、最近その言葉のしっくり度が増した。この言葉の背景には、「空腹だといいこと考えないから、お腹を満たしておけ」という意味に思えていたけど、もっと言えば「素直に美味しいと感想が言える」ことが精神的にとてもいいのではと思った。
先日、友人が山形に来てくれた時「食い倒れツアー」と称して、それはそれはご飯を沢山食べた。推しのラーメン、初めていく果実園、居酒屋のご飯。絶品の前ではネガティブなことは忘れて、もう無力に「美味しい」としか言えない、、、。
多幸感が脳みそを占める。

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