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水晶体に映る記憶vol.9「知らない誰かの夏でもあった」短編3本

定期購読マガジン「水晶体に映る記憶」の9つ目の記事です。
このマガジンでは、「今日しか感じ取れないかもしれない有限な感性で、日々の感情や記憶の形を残す」というテーマで文章を書いていきます。週に1度更新します。


「あまり大きなものを買わないように、買うなら一つ捨てよう」という意識を持ち始めたのは、少しでも荷物を減らして輸送費用を浮かせたいという気持ちもあるけど、多分一番は身軽になりたいという欲求の現れでもあると思う。
この夏、生きる土地が800kmほど変わるなら、きっと生きるのに必要な持ち物も変わると思うし、ずっとこだわって手放さなかったものとかも、ついでに捨ててみて、とてもシンプルな私で、移動までの残り1ヶ月を過ごしてみたいなどと思っています。

最近の記憶から3本、物語を。
よかったら😌

知らない誰かの夏でもあった

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