マガジンのカバー画像

水晶体に映る記憶

今日しか感じ取れないかもしれない有限な感性で、日々の感情や記憶の形を残していきます。自分の感性を守っていきたい、思い出していきたい方におすすめです。毎月、有料記事4本と、たまに無…
このマガジンだけの共有にしたいと思った、大切な記憶をお届けします。
¥350 / 月
運営しているクリエイター

#今日やったこと

水晶体に映る記憶 vol.1 | 桜の散る頃に起きた、魔法とやら

四季のある国に生まれたからか、春という季節に影響されて文章を書くことが多くなった。今回の…

150
ひかり
2年前
3

「暇」と「心地よい」を、怖がらないで。/水晶体に映る記憶

火曜日の朝は、ジンジャエールの材料を煮込みながら、いってらっしゃいと彼を見送った。 ぐつ…

ひかり
1年前
7

また、健やかに会えますように。そして日常に戻る/水晶体に映る記憶

非日常から日常に戻る時、妙にスンとした感じになる。理性と感性が中立にあって、少し客観視し…

ひかり
1年前
8

「なんとなく」を、少し辞めてみて/水晶体に映る記憶

脳みその酸欠ってこんな感じなんだなぁ。 「もうカロリー使いきったよ〜」と、さっきから警報…

ひかり
1年前
5

やっぱり私は夏を始まりにしていたい、また一つ歳を重ねて思うこと。

石田ゆり子さんのエッセイを読んでから、 歳をとることが楽しみになった。 20代、30代、40代…

ひかり
1年前
9

北千住の記憶

高速で線路を滑る鉄塊の中、私はまだ東京に気持ちを置いてきているようで、東に心が持っていか…

ひかり
1年前
18

1年越しの、伏線/水晶体に映る記憶

1年前、大学を卒業して初めての春だった。ちょうどこの時期、私は仙台から広島の飛行機に乗っていた。 飛行機を出て、ほんのり温かい空気を感じたとき、「やっとこっちにこれた」と思った。そしてその旅は、今起きている出来事の伏線をばら撒くようなものになる。 卒業してからの私は、医療施設の空間デザイン(心地よい家具を選定したり、環境のコンセプトを作る仕事)をしたいという願いを持っていたが、 未だにグラフィックデザインすらままならない自分や、飢えるのが怖くて色んな仕事をしている自分に

¥150

一人では思い出せないことも/水晶体に映る記憶vol.57

14時〜17時の時間帯、出張の後、生理3日目、1日予定があった次の日、徹夜明け、ライフイベント…

ひかり
1年前
4

脱力を許す残り時間/水晶体に映る記憶vol.56

土日を終えた今朝、 10時に予約してあるズームを開き 画面の向こうにある自分の浮腫んだ顔を前…

ひかり
1年前
4

ラジオで、本作りの過程を残していきます。/水晶体に映る記憶.番外編

コーヒーゼリーを作るために買ってきたはずの甘いカフェオレを開封してしまい、レンジで温めて…

ひかり
1年前
10

土曜日の夜を、ずっと守っていきたい/水晶体に映る記憶vol.54

土曜日は、一週間の中で1番好きな日だ。 好きな曜日論争は、金曜日と土曜日派に分かれる気がす…

ひかり
1年前
3

その問いに、答えられるようになりたかった/水晶体に映る記憶vol.51

早起きしたかった朝だった。 二度寝をしてしまった結果、 空が白み始めた6時に布団から出た。 …

ひかり
1年前
4

ある時にしか現れない果物屋さんの話/水晶体に映る記憶vol.48

住んで間もない、 私の街の話をしようと思う。 大阪の中心からしばらく電車に揺られると、私…

ひかり
1年前
6

私たちは、いつでも、何処にでも行けるのだから/水晶体に映る記憶vol.45

まだ世界が丸いと知らなかった伝記を読んだ時、その時代が羨ましいなと思ったことがある。 わからないことが多いと、想像したり、探求欲が沸いたり、とても創造的だと思うから。 あれから、あっという間に世界地図ができて、いつのまにか地球が丸いことも解明されて、宇宙が光の3倍の速さで膨張していることもわかる時代になった。