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目の中のアート

おとんは入院中に軽い脳梗塞を起こして、一時的に目が見えなくなったことがあります。
目が見えてないとは言え、電気信号的な映像は見えていたらしく、「アートが見える」とか「曼荼羅が見える」と言っていました。
退院したらそれを絵に描きたいと言っていましたが、残念ながらそれが実現することはありませんでした。

子供の頃、布団の中で目を擦って、瞼にうつる模様を毎晩眺めていたことがあります。
その模様は細かく蠢いたり、ウルトラQのオープニングのようなどろっとした動きになったりと、様々な変化を見せるのですが、最後は決まって白く光る輪っか現れて、それ以上目を擦っても何の変化もおきなくなります。
その光る輪っかは、目を開いても消えることはなく、しばらく視界を遮ります。
多分目にとってはあまり良ろしくない事をしてたのだと思いますσ(^_^;)


昔から私は閃輝暗点が起きることがありました。
「閃輝暗点」は下記のTwitterでわかりやすく解説されています。

私の場合はこのギザギザが虹色にピカピカ光って見えます。
一度夜道で起きたことがありますが、暗がりで見るギザギザはデラックスに輝いて、まるで繁華街のネオンのようでした。多分車の運転中なんかはすごく危ないと思います。
ちなみに私自身は、閃輝暗点の前後に頭痛がした記憶はほとんどありません。
そしてTwitterに書かれているように、年齢に従って出現回数は減少しています。

おとんが見たアートは、私が目を擦って見ていたモヤモヤした模様と、閃輝暗点のネオンライトが合体したようなものだったのかな〜と想像しています。
どちらも人体にとって、あまりよろしくない現象ではありますが、描き残されなかったのは残念でなりません。

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