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「サピエンス全史」を読み干したい③ ポンコツ頭

ゴールデンウィークが過ぎて、ようやく読み終えた「サピエンス全史」上巻。
相変わらずのスローペースですが、ゴールデンウィークはイベント手伝いで早朝から働いていたので、読書どころではなかったのです。

でもゴールデンウィークをのんびり過ごしていたとしても、さほどペースは変わらなかったように思います。何故なら上巻の半分を過ぎたあたりから、猛烈に情報量が増えてきて、私のアタマの処理が追いつかなくなってきたからです。

ついさっきまで人類の変化を時系列に沿ってのんびり眺めていたのに、紀元前5000年頃に初めて王国が誕生して、書記体系や貨幣が発明されたあたりから、社会が急激に複雑化してきて、それらの解説に歴史が早送りされたり巻き戻されたりするので、いきなり情報過多になって頭の中がアワワワとなっているのです。
何ともアホっぽくて情けないことを告白していますが、事実なんだからしかたない!
でもこんなアホな私とは裏腹に、人類は急激に(むしろ唐突に)かしこくなりました。
なんで? 

ちなみに人類がアフリカ大陸から世界各地に拡散したのが紀元前7万年。紀元前5000年とは大きな開きがあるので、決して「唐突」ではないのかもしれません。でもページの上ではどうしても唐突に感じてしまいます。
「2001年宇宙の旅」では、原始人類がモノリスに触れた途端に道具を使うようになるのですが、まさにあんな感じの唐突感です。

それまでは人類史を映像としてイメージしながら読み進めたのですが、だんだん映像だけでは追いつかなくなります。
実はこの「サピエンス全史」と並行して、全く異なるジャンルの本も読んでいたのですが、そちらは脳内再生が容易な作品で、すぐに読み終えてしまいました。
ごく当たり前のことかもしれませんが、普段意識したことがなかったのであえて文章化すると、私は脳内再生しながら読み進めることの出来る作品は読了が早いみたいです。

「サピエンス全史」のような作品の場合、映像と同時にナレーションが流れる感じでしょうか。いや、そもそも映像化されていないかも。。自分の脳内ライブラリーと照合したり、格納したり、一体頭の中で何が起きているのかわかりませんが、ポンコツ脳は30分も持続してくれないので、すぐにおやつ休憩を取ってしまいます。

おやつを食べて、気分転換にスマホを開いてしまって、長々と動画を閲覧してしまって、読書タイムを削ってしまったり。。
きっと私のような人は沢山いると思うので、人類史に変化をもたらすのは、きっとごく一部のごく稀な賢い人々なのでしょう。

なんやかやと時間をかけつつも下巻へと続く!

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