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テントを買った⑥

さて、このシリーズは一応これで一区切りにしようと思います。

ソロテントは買ってはみたものの、まだいくつか揃えたい物があります。
別に買わなくても最低限の設営は可能なのですが、あれこれ揃えたくなるわけです。
でもその買い揃える作業が、予想外に苦痛なものでした。
何が苦痛かと言うと、「選択肢がありすぎる。」それにつきます。

まずはペグを打つためのハンマー選びです。
そこそこキャンプスキルのある旦那氏は結構良いハンマーを持っていて、「貸してあげるようか?」と言ってくれたのですが、その申し出は丁重にお断りました。
旦那氏は気前の良い言い方をしていますが、自分の道具をこよなく愛する人なので、本当に借りたりすると、色々難癖がついてうるさいです。
結果道具の扱いにめちゃくちゃ気を使うことになってしまうので、これから揃える道具については、旦那氏から一切借りるまいと心に誓っているのです。

VASTLANDのショートハンマー
当初軽量なものを探していたのですが、
ある程度重量感がないと何度もペグを
連打することになるとネットで
読んだので。。でもちょっと選択が
マッチョすぎたかもしれません。。。


次はペグです。
購入したソロテントにはL字タイプのアルミ製のペグが11本ついているのですが、フライシートの前面をポールでひっぱってひさし(キャノピー)として使うために、予備のペグを持っていたいのです。
でも、前面ひさしを作るには、ペグだけでなくキャノピーポールやら、紐的なものも必要で、それらの選択にいちいち時間がかかりました。
(のちに紐的なものには"ガイロープ"という名前がある事を知りました。)

ペグは長さやら太さやら材質やら、
選択要素多くてめちゃ悩みました。
それにしても私がペグを買う日が来るとは。。


ガイロープは直径4mmが一般的らしいので、とりあえずダイソーで購入。ガイロープにつけるブタバナみたいな金具は、旦那氏がホームセンターでCAPTAIN STAGの金具を買ってきてくれました。

正式には"自在金具"と呼ぶようです。
同メーカーサイトでは、
「アルミ製自在」とありました。
名称クイズで絶対答えられない気がします。


キャノピーを立てるために1番悩んだのはキャノピーポールでした。
キャノピーポールよりテントポールと検索した方がヒット数が多い気がするので、テントポールで探していましたが、これもペグと同様に材質、長さ、太さと選択要素が多くて大いに迷いました。

テントポールの最低条件は、
①軽い
②テント収納長さと同程度以下に収納できる
③ある程度長さ調節が可能
④お手頃価格
この4つだったのですが、旦那氏がトレッキングポールをテントポールとして代用していることから、更に悩む要素が増えることになってしまいました。

『もしも将来登山やトレッキングを始めることになるなら、最初からトレッキングポールを選んだ方が、余計なお金を使わなくてすむのでは。。』

ほんまに登山やトレッキングをするかどうかはさておき、用途の限定されるテントポールと違って、トレッキングポールの方が魅力的に思えたのです。
でもトレッキングポールもチェック項目が多くて、選ぶ際に自分の身長を考慮する必要があったり、後から後から追加情報が湧いて出てきます。
軽くてコンパクトなものは分不相応に高価なので却下しても、そこそこお手頃な価格になると、そこそこグレードの高いテントポールと価格が同じくらいになったり、収納サイズが長くなったり、重くなったりで、一体どこで折り合いをつけたらいいのやら、1週間ほどウンウンと悩みまくりました。

結局は選んだのはFIELDOORのアルミテントポール 2本セット。250g!
これも6本セットと5本セットの選択肢やら、カラーの選択肢があって、最後の最後まで悩まされて本当に疲れした。。

ソロテントではポールは4本までしか
使わないだろうということで
5本セットを購入しました。
色はブラウンを購入。


考える要素が多すぎます。。。
それとも私が悩みすぎなのでしょうかσ(^_^;)


これで一応テント設営グッズはひと通り揃いましたが、あとはそれを運ぶためのバックパックです!
テント師匠は60Lのバックパックを持ってるそうなので、私も60Lにしようと思っていました。
ところが、石井スポーツで実物を見てみると、60Lのバックパックはめちゃくちゃでかいです!相当でかいです!
CAMPたかにぃさん監修の書籍「ミニマライズキャンプ入門」では、初心者はまず55Lから、次の段階で40Lを目指そうとありますが、40Lでもかなり大きいです!

今回のグッズ選びでなんやかやと参考になった
「ミニマライズキャンプ入門」
「まずは適切な容量を把握しよう」
の段階でつまづきました。。。

いやいやいや。。私はテント泊もキャンプ飯も目指していないわけで。30Lくらいで充分ちゃう?

後日山とアウトドア専門店のロッジ京都店で、実際にバックパックを背負わせてもらうことに。そして最終的に40Lのバックパックを購入しました。
外観的には30Lも40Lも変わらなかったことと、お店の人の「容量を小さくした場合、ベテランは持ち物のサイズダウンを考えるけど、初心者は持ち物そのものを削りがち」という話に納得するところがあったのです。
店員さんはあくまで登山での話をされていて、物を削ることで思わぬ危険に晒されたり。。という話をされていたのですが、私の場合はイベントグッズで諦めざるをえないものが出てくることに結びつきましたσ(^_^;)

karrimorの40Lバックパック
私の人生でこんなカバンを
買う日が来るとは。。。


これも過剰装備のような気がしたのですが(実際旦那氏はドン引きした)、実際に使ってみてこのバックパックを選んでよかったと思いました。
担いだ時の身体の負担感が、いわゆるデイバッグなどとは全然違っていて、これはほんと感動しました。容量も40Lで正解だったと感じています。
テントを買ってから1番高い買い物になってしまいましたが、バックパックは本当に買って良かったと思います。


そんなわけで、私のテントまわりの買い物は、ひとまずコンプリートしたことになります。
今は1〜2週間に一度の頻度で、大きなバックパックを担いで、淀川水系の河川敷でひとりデイキャンプを楽しんでします。

はじめて外でテントを張った時の写真。
フライシートがヨレヨレしてます。。
この時はまだテントポールがなくて、
キャノピーを立てることができませんでした。
初キャノピー
まぁ、なんとか形にはなったかと。。


私のデイキャンプは、だいたいいつも午後1時頃に現地に到着して、テントを設営して2時間くらいのんびり過ごして、撤収を始めています。
ちょっと時間が短いような気もしますが、本を読んだり、居眠りしたり、ぼんやり水鳥を眺めたりと、結構のんびりとした時間を過ごせているので、自分としてはかなり満足しています。
それに毎度尿意をもよおしてくるので、のっぴきならない状態になる前にさっさと撤収を終えるていのですσ(^_^;)
果たして私がデイキャンプにハマるかどうかはまだわかりません。
とりあえず今のところ、「また川辺でひとりのんびり過ごしたい」という気持ちと、短期間にグッズを買い揃えたので「何が何でも元を取りたい!」という気持ちが半々だったりします。

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