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壊れたまんまにしませんように

私、寂しがり屋だったんです。
ずっと忘れていたかったけれど
貴方が優しくしてくれたから
木箱を突いて出てきた気持ちを言葉にします。

恥ずかしくて、どうにもならない
私の寂しさは、埋まり方を知らず
それが原動力になって、私を動かしていてくれていたのも事実ではありました。

心のどこかで何時も埋まらない物を抱えて
途方もなく寂しく、孤独で、飢えていて。
このまま生きていくのだと思ってたんです。
そういうものだと思ってたんです。

貴方が与えてくれた優しさが
やっとの答え合わせのように私に馴染んでしまい
心の底から安堵感があるのです。
愛されていると誰にだって誓えるのです。

私はおかしくなってしまったのでしょうか。
それとも、これ迄がおかしかったのでしょうか。
貴方を呼ぶと、胸の中が軽くなるまでになり
貴方に招かれると、涙が止まらなくなる。

私の欲しかったものが、全て手に入ったような
もう何も要らないと思うと同時に
貴方だけを求めている。貴方に許されることだけを求めている。

抱き合って、貴方を呼び、貴方が優しい声色を作って応えてくれる。
私が知らなかった物、私が求めるのをやめた物が、ある。

いいんでしょうか、何度も不安になる。
不安になるほど安堵している。

どうかこのままで。
やっと分かりそうなんです。

私の孤独を晴らすものが。
私をやっと眠らせる温もりが。

貴方な気がしたままでいたい。

最低なことして最高になろうよ