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【コラボインタビュー#02】マンホールと同じインフラ設備である電柱の収集にもTEKKONを活用できるのでは?電柱聖戦初開催へ!

TEKKONはどなたでも、全国どこでも、プレイすることができるゲームです。シチズンたちは、通勤前、休憩中、散歩のついでに、といったスキマ時間を活用して日々鉄活(TEKKONをプレイすること)しています。

そして、TEKKONを使って、地域限定、期間限定で行うイベントが「TEKKONインフラ聖戦」です。イベント形式で行うことで多くのシチズンが開催地に足を運び、集中的にインフラデータを集めることができます。

▼インフラ聖戦のスケジュールはこちらで発信しています▼
https://event.tekkon.com/

これまでにも数多くの自治体や企業とコラボをして開催をしてきました。
今回のnoteでは、TEKKONとして初めての電柱聖戦を開催に至った北陸電力送配電様のご担当者の皆様にインタビューをさせていただきました!

インタビューにご対応いただいた皆様

北陸電力送配電株式会社
配電部 カイゼン・改革・DX推進チーム


統括課長/荒木 芳夫 様(中央)
 副課長/池田 一史 様(左)
  主任/中田 恭仁 様(右)



電柱聖戦の開催に至るまで

ーー本日はよろしくお願いいたします!そもそもどのようにTEKKKONを見つけてくださったのでしょうか?

中田さん)2022年6月に、私の妻がマンホール写真を収集するイベント「マンホール聖戦」を見つけてきて紹介してくれました。妻はTwitterで過去のイベントを知ったようなのですが、話を聞いた瞬間「面白そうな取り組み」だなと思いました。ちょうどその当時はTEKKONの撮影対象はマンホールのみだったのですが、その事例を見て「マンホールと同じインフラ設備である電柱の収集にも活用できるのでは?」と考え、すぐにTEKKONを運営するWhole Earth Foundationにコンタクトをとりました。

ーーTEKKONを知った時、どのような魅力を感じてくださったんでしょうか。

中田さん)ただインフラを管理するということはもちろんのこと、「市民参加型」という点がとても面白いと思いました。ちょうど2022年春に社内でも初めての試みで「鳥の巣写真投稿キャンペーン」を開始しました。
この取組みも、市民のみなさまからの情報を活用して、鳥の巣による停電事故を防止するもので、こういったTEKKONの取り組みの必要性は強く感じていたところだったんです。

電柱にできた、鳥の巣の写真


ーーその後、実際に電柱聖戦を実施しようと思ってくださった理由は、どんなところにあったんでしょうか。

中田さん)私たちの設備は、地域のみなさんに電気をお届けするためのもので、身近にあるものと思っています。市民の皆さんに協力してもらい、インフラ情報をいただくことで、町中にある膨大な数の設備を効率的に維持管理できると思いました。電柱聖戦を実施することでそれが可能になると思い、開催に至りました。

ーー開催が決定してから、とてもタイトなスケジュールでご準備いただいたと思うのですが、電柱聖戦の実施までの動きはいかがでしたか?

荒木さん)そうですね。当社は業務効率化のため、カイゼン・改革・DX推進に取組んでいます。そのため、新しいことを「積極的にやってみよう」という機運が高まっていたので、電柱聖戦についても好意的に捉えられ、実施までスムーズに進めることが出来ました。

ーー依頼をしていただいてから、TEKKONチーム側の動きについてはいかがでしたでしょうか。

荒木さん)非常にスピーディーでした!2022年6月にコンタクトを取った後、本格的な協議を始めたのは9月でした。それから週1回程度、主にWebで協議し、私たちのニーズを聞き取っていただきながら、TEKKONに機能追加してもらいした。その結果、コンタクトをとってから僅か5カ月程度でイベントの開催が実現しましたね。

ーー元々マンホールのアプリだったものに、電柱の機能が追加になり、
複数枚の写真が必要だったり、アングルや、写真の精度など、協議を重ねましたよね。実際に電柱聖戦が実現し、実施してみての感想をお聞かせいただけますか。


荒木さん)最初は、私たちが期待する写真が集められるか不安がありましたが、TEKKONで撮影するときのガイドが有効に機能して、期待通りの写真を撮影してもらえました

悪天候影響や初めての取組みで、十分に認知度されていないこともあって、参加人数はあまり多くありませんでしたが、5日間のイベントを、富山県富山市、石川県金沢市、福井県福井市の3都市で開催し、約1万基の写真を収集できました
今後のPR方法や実施方法を工夫することで、より多くの写真を集めることができると思います。

当日の様子をテレビ番組でも紹介いただきました

ーーでは、今後への期待をお聞かせください。

荒木さん)昨年末のイベントで撮影した電柱は約1万基ですが、管理が必要な電柱は数十万基以上あります。今回行った経験を踏まえて、インフラ保全につながる仕組みを、チームメンバーでアイデアや意見を出し合っています。今後も市民のみなさまに楽しんでいただけるようなイベントも検討中ですので、ぜひご参加いただければと思います。


普段の業務内容について


ーー普段の巡視作業の方法を教えていただけますか。


池田さん)当社管内のいたるところにある電柱に対し、計画的または必要に応じて現地へ赴き、目視で確認しています。

電柱の上から下まで、電柱本体と電柱に取付けられている電力設備について、腐食状況、破損・ひび割れの有無、樹木接触などがないか、確認しています。


ーー巡視業務の中で特に課題を感じていたことはどんなところでしょうか?

池田さん)膨大な量の設備を、いかに効率的に維持管理するかという点です。
現地での確認が必要なこともありますが、画像等で確認できるものがあります。後者については、できるだけ現地の画像で確認し、効率的に実施する方法を考える必要があると思っています。

適切な撮影方法


ーー巡視作業についてお伺いしましたが、実際に”こんな画像が役に立つ!”という具体的なアドバイスがあれば、ぜひ教えてください。

池田さん)電柱や電力設備の腐食状況、破損・ひび割れの有無、樹木接触などがわかる画像です。特に腐食の進行度は、色で判断することもありますので、逆光にならず、設備の色がわかるように撮影してもらえると助かります

ーー大変参考になります!その他注意点はありますか?

池田さん)撮影時は車両や足元に気を付け、安全を第一に行ってください。
また、他人の土地への侵入や通行の妨げになるなど、他の方のご迷惑になるような行為は行わないようにお願いします。

ーーこういったところを参加者にも呼びかけていきますね。今回はありがとうございました!

中田さん・荒木さん・池田さん)こちらこそありがとうございました。



イベント「TEKKONインフラ聖戦」は、インフラ維持・管理のコストを削減できるという点はもちろん、市民の郷土愛の醸成、地域外からの関係・交流人口の促進などさまざまなメリットもあります。

今後も引き続き、全国各地の自治体様、インフラ企業様との協業のもと、全国各地でTEKKONインフラ聖戦を開催していきたいと考えております。
ご興味のある自治体様、企業様はまずはお気軽にお問合せください!

■TEKKON事務局mail hello@tekkon.com

【TEKKON】
市民の力で楽しみながら社会のインフラを守る「社会貢献型ゲーム」。
スキマ時間にマンホールを撮影するだけで街のインフラ保全に。

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■全国各地で開催されるイベント「TEKKONインフラ聖戦

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