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20年前にクリアできなかったゲームを20年越しでクリアした話

タイトルの通りなんですが、20年間クリアできなかったゲームを先日ついにクリアした。バトルガレッガっていうゲームなんですけど。


Twitterでは興奮気味に「いけたあああああ!!!!」って書いてるけど、実はクリアの瞬間はそんなに興奮していなくて、むしろ「あっ終わった……」という感じだった。全身から力が抜けて、はああああ、と大きく息をついてから、ようやくちょっとずつクリアの実感がわいてきた。なんというか、20年間ずっとノドの奥に刺さっていた小骨がとれたというか、もうちょっと大げさに言うと「呪いが解けた」ような感覚だった。

で、なんかその一連の体験が自分でもちょっと面白かったので、記録として残しておきたいな、と思って今これを書いています。

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やり込んだのにクリアできなかったという「呪い」

ガレッガがどういうゲームかは書くと長くなるので省略するとして(Wikiでも見てくれ)、僕にとってのガレッガって、大好きなゲームであると同時に、「呪いのゲーム」でもあったんですよ。かつてクリアしようとがんばったけどできなかった、その未練、くやしさ、敗北感……そういったものを20年間ずっと抱えていた。

僕がガレッガと出会ったのは大学生のころ。巷では「怒首領蜂」が稼働しはじめて、僕も例にもれず「やっべシューティング久々に遊んだら面白っっっ!!!!」とドハマりし、「なんか他に面白いシューティングないのかな~」と思って行き当たったのがガレッガだった(ゲーセンでもたまにプレイしてたけど、主に遊んでたのはサターン版)。


で、いろんな途中経過はすっ飛ばすとして、とにかくクリアできなかったんですよ当時。クリアというのはもちろんノーコンティニュークリアのこと。あちこちの攻略情報を漁り、そこそこの時間を費やしたつもりだった。でも無理だった。最高で行けたのは、「ラスボスより強い中ボス」とか銀河一後方に強い戦闘機とか言われる、最終面の鬼門「ブラックハート改」まで。今にして思えば、あと少しでクリアに手が届きそうなところまでは行けていたのに、結局その圧倒的な「こりゃ無理だ」感にポッキリと心を折られてしまった。

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ご存知ブラックハート様。当時こいつに心を折られた人、多かったと思う


――んで、問題はそこからで、ゲーマーやってればそういう「クリアできなかったゲーム」なんて人生でいくらでもあるんだけど、ガレッガの場合は話がちょっと違ったんですよ。

なんというか、ガレッガに挫折して以降、自分の心の奥底の方に「シューティングは好きだけど得意なジャンルではない」という、「抜けないトゲ」のようなものが残ってしまった。惰性でやってたようなゲームなら別に気にならなかったと思うんだけど、自分の中ではガレッガってかなり好きな部類のゲームで、それがクリアできないということが、こんなにもつらいことなのかと打ちのめされた。

「将棋のプロになりたかったけどなれなかった」とか「アイドルを目指したけどなれなかった」とか、そういうのを指してよく「呪い」と表現したりするけど、ゲームでもそういうのあるんだな、と思った。

それからというもの、シューティングは相変わらず好きだったけど「でも自分はガレッガクリアできなかった程度のシューティング好きだから……」という思いでこの20年を生きてきたわけです。大好きなゲーム、真剣に打ち込んだゲームで結果を残せないと「呪い」になって残るんですよ……怖いですね……。

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当時参考にしていた、「ザ・ベストゲーム2」のガレッガ攻略。ガレッガが面白いらしい、と知ったのもこの本がきっかけだったかも


いろいろあって、なんだかんだで再開した

――で、話は今に戻る。

そもそもなんで急にガレッガに再挑戦する気になったのかというと、一番大きかったのは、相互フォローしている漫画家の餅月あんこさん(@ankooq)が急にガレッガをやり始めたから。

ただ、「あんこ先生がやるなら僕もやるか~!」みたいな軽い感じでは全然なくて、真っ先に思ったのは「え、もし後から始めたあんこ先生に先にクリアされたら、もはやゲーマーとして立ち直れないレベルの傷を負うのでは……?」ということだった。「あんこ先生がクリアするまでにガレッガクリアできないと(ゲーマーとして)死ぬ」というタイムリミットが半強制的に設定されてしまった。


それと、もう1つのきっかけは、現在のトッププレイヤーであるT3-神威さん(@kamuneko)が、初心者向けの「稼がない」クリア重視動画(※)をあげてくれたこと。

※ガレッガはとにかくランク上昇が激しい+スコア稼ぎが熱いゲームで、僕が遊んでいたころは「とにかく稼いで残機を増やす→増やした残機をわざと潰してランクを下げる」というのが攻略の早道とされていた。


これがまあ、いざ見てみたら目からウロコのすばらしい動画で、これをそのまんまマネすれば自分でももしかしたらクリアできるんじゃないか、と一瞬だけど思えてしまった(もちろん実際はそんな簡単な話ではなかった)。あとなにげに「昔の自分が知っていた攻略と全然違っていた」というのもけっこう大きいポイントで、ヘタに昔の攻略やパターンを思い出そうとして「昔はできていたことができなくなっているショック」に打ちのめされるよりは、まったく新しいパターンでゼロからやり直す方がずいぶん気楽で助かりました。2016年にバトルガレッガ Rev.2016が出た時もすぐ買ってはいたんだけど、あまりにも昔に比べてウデが落ちていて、それがショックで結局積んじゃっていたんですよね……。


昔よりもずいぶん攻略しやすくなった

で、かくして久々にガレッガの世界に戻ってきたんですが、久々に遊ぶとやっぱり変わらず面白い。そしてやっぱり難しい!!!!!

ただ一方で、20年前とは攻略方法も、環境もいろいろ変わっていて、それに助けられたところも多かった。

一つは単純に、「クリア重視攻略」が進化して、昔のように無理して稼がなくてもクリアできる攻略が確立されていたこと(昔も多分「稼がない攻略」はあったと思うんだけど、自分の観測範囲には入ってきていなかった)。ガレッガというゲームは稼ごうとするととにかく事故が起こりやすく、事故が増えれば当然やり直しの回数も増え、攻略ペースは遅くなる。稼ぎと自機潰しは最小限に抑え、とにかく「安定して先へ進む」ことに集中できたのはありがたかった。

それと関連して、もう一つ助かったのが「攻略動画の充実」。昔はわざわざゲーセンまで足を運んでうまい人のプレイを見るか、ゲーメストのビデオでも入手するかでもしないかぎり「動画での攻略」というのは見られなかったんだけど、今はYouTubeでもニコニコでも何でもござれ状態。前述の神威さんの動画以外にも、探してみると「クリア重視動画」はいくつかあって、どれもめちゃくちゃ参考にさせてもらいました。

これも神威さんのとはまた全然違っていて、大いに参考になった動画の1つ


それからもちろん、サターン版にはなかった「Rev.2016」ならではのさまざまなサポート機能にも助けられた。特にありがたかったのは、「どこでもセーブ・ロードができる」ことと、「敵弾カラー変更」、あと「プレイ中のリアルタイムランク表示」。

僕はとにかくあらゆる「練習」という行為がキライな人で、「苦手なところだけ練習」みたいなのはできるだけやらずに、1面から通しで遊ぶ「本番環境」にばかりこだわりがちだったんだけど、今回はそんなことも言っていられないので、とにかく苦手なところは全部手前でセーブしておき、そこだけ徹底的に繰り返しやりまくった。

ちなみに今回、どこでもセーブができるのを活用して、「逆から攻略していく」というのをやってみたんだけど、これが存外に良かった。ラスボス手前→ブラックハート手前→7面スタート→6面ボス……と節目節目でセーブデータを作っておいて、最初はラスボスだけ攻略、慣れてきたらブラックハート→ラスボスを通しで、さらに慣れてきたら7面スタートから……とだんだんプレイ区間を長くしていく。最終的には、一気に難易度が上がる5面ボスラッシュからの中断データをよく使っていた気がします。

それと自分のような「数字大好き人間」にとって、地味にうれしかったのが「プレイ中のリアルタイムランク表示」。今まではなんとなくでやっていた稼ぎや自機潰しを「明確な数字の増減」として実感できるようになったことで、ガレッガが持つ「ランクをコントロールする面白さ」をよりはっきり感じられるようになったと思う。あと「敵弾カラー変更」は最初邪道だと思っていたけど、使ってみたらホントに神機能だったので(※)初心者はつべこべ言わずに使っとけ!(追記:後日敵弾カラー変更OFFにしてもちゃんとクリアできました)

※ガレッガはとにかく敵弾が見にくいことで知られる。サターン版も針玉を丸玉に変える機能はあったんだけど、なんかチートっぽくてあまり気が進まなかった


そんな感じで最終的には神威さんの動画と、他のクリア重視動画のパターンをいろいろミックスして、「ブラックハート改まででランク25%以下、残機2、残ボム2」を目指す自己流のパターンがなんとなく完成(神威さんの動画だとブラックハート改時点でランク42%残機4)。お盆ごろにはほぼ「あとはこれを最後までミスなく実行できれば行ける!」という具合になり、8月23日にようやく「その瞬間」が訪れた――という感じでした。

思えば再開したのが7月25日だったので、およそ1カ月弱の、長いようで短い戦いだった。いや、実際はこの前に20年分の積み重なったアレやコレがあるんだけど……。


まとめ

そんなわけで、20年前クリアできなかったゲームを、20年越しでクリアできてスッキリしたね、という話でした。ちなみに再開する前はちょっとだけ「加齢による衰え」を心配したりもしたんだけど、攻略方法の進歩とか、サポート機能の充実といった「恩恵」の方がよほど大きかった、というのは付け加えておきます。

最後に一応、もしもこれからバトルガレッガに挑戦しようという人がいたら……。

・「Rev.2016」は連射設定(特にマイセット連射の使い方)にちょっとクセがあるので注意
・敵弾の色変える機能は神
・神威さんのクリア重視動画超おすすめ
・実は最近の弾幕ゲーほど「人間性能」は要求される場面はない
・そのかわりゲームシステムの理解など戦略面が超大事
・最後まであきらめない心を(これが一番大事)

マイセット連射ボタン、意図せず連射速度が上がってしまうことがあって最初は戸惑った(解決方法はツイートのツリー参照)


まあこれだけシューティングが充実してる今日、何もわざわざ好き好んでガレッガをやらんでも……という気もしますが、とりあえずSTG好きの前で「ガレッガならクリアできるんですけど……」って言えば、一瞬くらいは「ざわっ」とさせられると思うので、何か1個やるならという意味ではオススメですガレッガ(本当か?)。

そういえばもう1つ、自分の中で「がんばったけどクリアできなかったゲーム」として「グラディウスIII」があるんだけど、ハムスターさん、そろそろアーケードアーカイブスでどうですかね……?


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