Thermography
ざらに任せ笑えた今日は
傘にあられ散らして去った
くらり眩暈 重ねたロンリネス
綾に揺られ満たして舞った
くらくらくら
溶けてゆく目は床に垂れたまま
冷めて熱り顔で宵を跨ぐ狐狸
くらくらくら
逸れてゆく背に未来暗いまま
ぐずついたような夢を誰かが
くららくどき
役立たず ちっとも笑えないそりゃじゃり
声を撒いて投げ出して恥絡みらみ
狂い咲け 嫉妬も祓えないそりゃ然り
ああ眩暈が春を越して
空になれば沈んだはずさ
君はそうはしなくていつも
ずらり並び 明日のロンリネス
かなり思いを馳せて待った
くららくら
ずれてゆく空気には切なさが
あれてあれり手には檻を叩くとんび
くららくら
晴れてゆく身に意味は貰うまま
知らずに砕いた愛は正しかった
役立たず ちっとも笑えないそりゃじゃり
声を撒いて投げ出して恥絡みらみ
狂い咲け 嫉妬も祓えないそりゃ然り
ああ眩暈よ 春を越してみろ
役立たず そりゃじゃり
声を撒いて恥絡み
狂い咲け そりゃ然り
ああ眩暈が春に老いて
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