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鉄火巻69本目

今日は少し真面目な話なので興味ない方はスルーでw

先日、ゆるキャンの映画版聖地巡礼キャンプへ行きました
そもそも映画ゆるキャンでは
徐々に寂れていく山梨を憂う大垣が原動力となって
話が進んでいきます。
高下でのキャンプ場建設も寂れてしまった
県の施設を再生するところから話がはじまります
また、現実でも閉校となった鰍沢中部小学校は
劇中でも犬子の赴任中に閉校されます

山梨は山間部を中心に少子高齢化が急激に進んでいるんですよね
データによると身延町の高齢化率は
全国平均を20%も上回る水準だそうです。

3日目にみのぶ自然の里キャンプ場に設営して休憩していると
おじいさんがやってきました。
聞けばキャンプ場の一番上の段にある家に住んでいるそうで
キャンプ場の管理もしているんだそうです。
もともと別の場所で働いていたのが
年を取ってから地元に戻ってきたのだとか。
旅好きな方で話があったので小一時間話しこみました。
そもそもこのキャンプ場はなぜ階段状になっているかというと
もともと段々畑だったんだそうです。
そういえば中学受験の時に昔は山梨は養蚕が盛んで
段々畑に桑を植えていたって習ったなぁなどと思いました
実際、おじいさんの家も古いけど大きな家だなぁと思ったら
上の階では蚕を飼っていたそうです

その後、畑や田んぼを潰して子どもたちのために
県が施設を整備したものの少子化で子どもは減り
利用者も少なくなっていったようです
高床式の宿泊棟も昔は子どもたちがよく使っていたけど
今はもう老朽化で使われていないそうです

映画の冒頭、大垣がキャンプ場予定地を見下ろしながら
ちょっとずつ寂れていく地元山梨について話しますが
おじいさんがまったく同じ話をしていて
すごく切ない気持ちになりました。
ぼくはホントに山梨が好きなので
映画見た後、本気で移住してなんか手伝えないかなと
真剣に考えたくらいだったので
おじいさんの話にすごく胸を打たれました。

でも、救いだなと思ったのはおじいさんが
「お兄さんも映画見てきたの?うちも今は週末は予約でいっぱいだよ」
と笑っていたことでした。
ぼくはあんまりアニメや漫画は見ないんですが
「ゆるキャンっていい作品だなぁ」と心から思います。
それはあくまでも作品を見ていての感想でしたが
実際に作品が山梨を盛り上げていることを
生で実感して改めてゆるキャンという作品の力を感じることができました

この感覚、どっかで感じたなぁと帰りの車中で考えていましたが
北海道・赤平へいったときのことでした。

初めて赤平へいったとき、松川で昼食を食べながら
女将さんと話したときと同じ気持ちでした。
女将さんは炭鉱が栄えていた当時の赤平を懐かしそうに語っていましたが
最盛期は6万人いた人口が今では1万人をきってしまったと
寂しそうに言っていました。
しかし、「鈴井さんも大泉さんもスタッフさんたちも本当に立派な方」
と嬉しそうに話していたのが印象的でした。
水曜どうでしょうのおかげで全国各地から
どうでしょう藩士が松川のがんがん鍋や
珍来のとんかつラーメンを目当てに押し寄せるわけですよね笑

そしてゆるキャンの作者であるあfろ先生は
水曜どうでしょうの大ファンでもあります。
ジャンルは違えど作品が持つ大きな力が
現実世界を変えていく。。。すごく素敵なことですよね。
これからも二つの作品が末永く続いていってほしいものです

ゆるキャンシーズン3が待ち遠しいですね^^


・・・ただ、ヒゲ、お前だけは許さん。
新春に公開するとか言ってた西表の新作が真夏にずれこんだ挙句
休日出勤の日に先行上映ねじ込みやがって!!!!
8月までお預けじゃねぇか!!!ヒゲ仕事しろ!ヒゲ!!!www

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