見出し画像

拉致問題に関するもやもや

まず、拉致他国の人間を自国に拉致することは良いことであるべきではないと私は思っている。国を超えた誘拐なのだから。

それでも拉致が発生してしまった現状は変えられないので、適切に対処する必要がある。

何故日本政府が拉致被害者を奪還しない3つの理由

拉致問題に関心がある現状で、もし拉致被害者を奪還出来たとしたら政府支持率は大きく上がるはずである。

なのに何故それをしないのか?

・相応のリスクが発生するから
・そもそも政府が支持率をそこまで求めていないから
・拉致問題を完全に解決してしまっては困るから

相応のリスクが発生するから

もし強行手段で交渉したととして、日本にミサイルが降ってくるようなことがあれば最悪である。

逆に融和的手段で交渉したとして、アメリカとの関係が冷えようものならそれも最悪である。

結局拉致被害者奪還にリスクはついて回ってくるのである。

そもそも政府が支持率をそこまで求めていないから

2021年12月の現状では、政権の力関係は私は自民党の一強に思えている。

自民党一強の現状でこれ以上議席を増やすために大きなリスクを取る判断はしないだろう。

これが過半数ギリギリだったなら、次の総選挙で勝つための目玉成果として拉致被害者奪還はあり得るとは思う。

拉致問題を完全に解決してしまっては困るから

これが私がもやもやしている部分に一番関係している。

拉致被害者など拉致問題を解決したいと思っている人たちは与党にお金が渡るようにするのではないか。自民党に政治献金をするのではないか。自民党に投票しているのではないか。と考えている。

だがこれには落とし穴があると私は思う。

仮に拉致問題を完全に解決してしまったら、その瞬間は支持率が上昇すると思われる。しかし、5年も経てば国民はそのことを忘れて別の問題に関心が移っているだろう。しかも、拉致問題が解決したことにより拉致問題に関心があった層からの献金が無くなり、拉致問題に関心があった層の一部が無党派層や別の党の支持層になる可能性がある。

切れない電球を売ってはならないという話と同じ構造なのである。

私のもやもや

私のもやもやは何かという結論を言うと、右翼が拉致問題を解決したがっていることである。

今までのことを総合して考えると、保守的である右派は「拉致被害者には申し訳ないが、今のアメリカと北朝鮮の解決を維持するために尊い犠牲になってもらう」と考えるはずなのである。

だが現実はそうはなっておらず、その理由が今の私は分からずにもやもやしているのである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?