見出し画像

teamLab 无界のアート世界

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコース
クリエイティブリーダーシップ特論 第6回(2021/05/17)
講師:  teamLab/堺大輔さん

堺 大輔
1978年、札幌市出身。日本の実業家である。チームラボ株式会社取締役。ブランドデータバンク株式会社取締役。東京大学工学部機械情報工学科、東京大学大学院学際情報学府では、ヒューマノイドロボットのウェアラブル遠隔操作システムについて研究。主にソリューションを担当。

チームラボ株式会社(teamLab Inc.)は、東京都千代田区に本社を持つ、デジタルコンテンツ制作会社である。


We are the future, teamLab★ 2001年から活動を開始。
最新のテクノロジーを活用したデジタルソリューション、大規模なシステム開発や、プロダクト、デジタルコンテンツの制作、都市計画や建築空間設計などを行う。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団で、アート、サイエンス、テクノロジー、クリエイティビティの境界を越えて、集団的創造をコンセプトに活動している。

価値観★ チームラボの作品は、その価値観を人々に伝えています。
テクノロジーとクリエイティブの境界はすでに曖昧になりつつあり、今後のこの傾向はさらに加速していくでしょう。そんな情報社会において、サイエンス・テクノロジー・デザイン・アートなどの境界を曖昧にしながら、『実験と革新』をテーマにものを創ることによって、もしくは、創るプロセスを通して、ものごとのソリューションを提供します。


気になる作品を紹介

旧醤油蔵の共鳴する浮遊ランプ/ Floating Lamps in Spontaneous Order - the Old Soy Sauce Storehouses

截屏0003-06-14 20.45.29

全面に広がる水の上に浮遊するランプは、それぞれ固有のリズムで輝くが、近くのランプ同士は、引き込み現象を起こし、時間が経過すると、同じリズムで輝きはじめる。
人が押すなどして揺れると、そのランプが本来持っていた固有のリズムに戻り、近くのランプや茶の光と引き込み現象を起こしていく。ランプや《共鳴する茶》の光のリズムは、近くの光のリズムと影響を与え合う。

個々が、全体を俯瞰する能力を持たないのに関わらず、個々の自律的な振る舞いの結果として、秩序を持つ大きな構造を作り出す現象である自己組織化であり、自発的秩序形成とも言える。


憑依する炎 / Universe of Fire Particles

截屏0003-06-14 21.12.42

炎は、燃焼することによって発生する光や熱の現象であり、物質ではなく、燃焼と呼ばれる化学反応を見る時の私たちの感覚的な経験である。人々は、感覚的な経験である炎をひとつの物体のように認識し、時にはそこに生命を感じる。

燃焼する気体の分子の動きによって、空間上に線を描く。そして、その線の集合で炎を描いている。その線の集合体を、チームラボが考える「超主観空間」によって平面化し、炎を描いている。

炎は、黒い絶対的な存在によって、形が変化していく。


感想

截屏0003-06-14 21.11.13

teamlabは妹が上海無界美術館で送った写真だという事を初めて知った。

芸術と技術の結合で、より直感的で五感を刺激する。

中国には、その場に臨んだという成語がある。

teamlabは、まさに美術の現場であり、技術を通じて感覚を刺激する。

時期が乗り越えた後、展覧会に観に行きたい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?