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母の日に「無職になる」報告をする娘


こんにちは、はじめましてくまです。

読んでいただきありがとうございます。


このブログではこれから無職になる私のリアルタイムを綴っていきたいと思います。



まず最初に簡単な自己紹介を。


28歳実家暮らし貯金ゼロ美容師。

典型的なオタク。

ネコ2匹が癒しで人付き合いは苦手。


…はい。

まぁ、既に崖っぷちみたいなプロフィールです。


そんな私が何故無職になるのか。

現段階はまだ確定ではないですがほぼ確定です。


全ての原因は新型コロナウイルスによる自粛営業


ここからはじまります。

今や毎日聞かない日はないくらいの単語「コロナ」ですね。

まさか自分が仕事を失うとは…いえ、なんとなく予感はしてました。


私が勤めている美容室は個人経営でスタッフは5人。

ここでスタッフ紹介。

店長(オーナー)39歳

カエルさん 40歳(オーナーの同級生スタイリスト)

くま 28歳ジュニアスタイリスト中途入社6年目

ブタ 27歳ジュニアスタイリスト中途入社4年目?

うさぎさん 37歳ジュニアスタイリスト中途入社3年目?

病み子 21歳アシスタント3月中途入社。中途入社2ヶ月

どの業界も厳しい経営が続いているかと思います。


ことの発端は4/21。

オーナーがグループLINEで給料は8割しか出せないということを通知しました。


ちなみに現在給料は手取りで14万ちょっとしかもらえてないです。

正直な感想としては少なすぎることへの不安が拭い切れないですが了承するほかありませんでした。

「了解です」

カエルさん以外のスタッフがそう返信しました。

しかし、カエルさんはその事に納得いかなく「給料を出してくれるのにもっと感謝できないのか?」と怒った内容のLINEを投稿。

続けて「出勤した分だけで他は払えませんという内容でも了解しました。ですませられる?」後にこのLINEの投稿は削除されます。


その事で個別で店長へ私は悩んだ末にLINEをしました。

「現在収入に対する不安でうつ状態です。悩んだのですが店にとって荷物になるようならひとつの考えとして、解雇も考えていただいても致し方ないと思っています。」

半分本気で半分はそうであってほしくないという気持ちの裏返しです。

そして5/10。

残念ながら私の提案は叶ってしまいました。

朝、店長から「夜、話がある」

正直絶対これはあまり良くない話だ。

すぐに分かりました。

「はい。分かりました。」


そして、営業を終えて18時を過ぎた頃。


「単刀直入に言うね」

「はい。」

「希望退職者を募ろうと思う。」

おぉ…なるほど…。

この時点では辞めようとは思ってませんでした。

勤めて6年。お客さんへの思い入れもあったからです。

でもその考えは揺らぎます。

「今辞める人には、何とかお金の面で工面できるけどそれ以降は助けたくても助けられない。」

…ん?今決めろってこと…???

「5月末で退社というかたちにして6/10に給料として8割振り込むことはできる…もうそれが精一杯なんだ。」

とても、苦痛の表情で続けます。

「これから先、本当にどうなるのか分からない。現段階で今月の売り上げらマイナス200万…。もう助けられるのも今しかないんだ…。」

「どしても…ですか?」

「そうだね。例え俺1人になっても会社は続けるつもりだけど…。今継続して働いてもらうとしても8割よりももっと少なくなると思う。」

あぁ。もう、ここまできてしまったんだ。

痛感しました。

国は今すぐに補償してくれないときっと私みたいな人、私よりもっと大変な人は増えていくと思いました。

私は美容師の仕事が好きです。

大変なこともあるし収入も不安だけど好きなんです。

今の職場も正直人間関係が良好な人だけではないけど来てくれるお客さんが大好きです。

文句言う日も少なくないけどそれでも目標持って今年は頑張ろうって決めてました。

お店は移転拡張に向けて新しい物件を探してスタッフも1人雇いました。(因みに病み子ですが正直失礼な態度と仕事の出来なさに多少なりともイラつく場面もありました。)

さてさて。

私はこの店にとって

やめられたら困る

そんなタイミングで辞めようと思ってました。

しかし、結果的には

やめてもらえると助かる

このタイミングになってしまいました。

「5月15日までに決めてほしい。」

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜……

急すぎるけど事態は重くここまできてしまったということか〜〜〜〜〜


お互い涙ぐんで

そして、私は半分笑い

ぐーーっと背伸びして

何も言えねぇ〜〜〜〜〜オワタってことか〜〜!

そう言って二人で何も言えないと言って笑いました。

(笑える状況じゃないときほど笑ってしまうタイプの人間です。)


5/11.12.13は休みなのでその休み期間中に決断してほしいと言われました。


そして、家に帰宅。

母の日の前日、5月9日に日々の感謝をこめて箸をプレゼントしました。


今日が母の日本番なんだよなぁ…

そして帰宅して笑いながら


仕事辞めなくちゃいけなくなっちゃった。



母へ無職になる報告をしました。

無職は人生2度目です。

最初の無職は初めて勤めた店を辞めたとき。

精神的に壊れてしまい限界で糸が切れたとき。

6ヶ月近く無職をして今の店に勤めるようになり喜んでくれて応援してくれた母。


申し訳ない……。

本当はこれからもっともっと仕事して旅行に連れてくって思ってたんだけどね。


母の日にこんな報告って…笑うしかねぇよ


驚いた後に

 「えーーっ!?…そっか…うん…。仕方ないよ。うん。誰のせいでもない。」


そう、誰のせいでもない。


うん。わかってる。

でもこんなはずじゃなかったんだよ。

これから先自分の将来について真面目に考えてたんだよ。母に恩返ししたくて。

それはまた先になるみたい。

この美容室にはたくさんの思い入れがあった。

お客さんに応援きてもらって踏ん張ってこれた。

だから、私はせめてもの恩返しで会社を辞める。



はい。


では、続きはまた今度。











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