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何故日本ではロードレースが根付かないのか。

とまあいきなり嘆いても仕方ないわけで。理由なんて挙げれば幾らでも上がります。法律、モラル、インフラ、文化…。もう使い古された理由たちばかりで致し方がないことばかり。そんなことよりも建設的に行こう!てことでジロ・デ・イタリアも開催中ですし、もっと皆に見てもらえるように軽めに解説したいと思います。


プロ選手とは 

ロードバイク界のヒエラルキー、枠組みを簡単にいうと、1部、2部、3部があって、1部が所謂今でいうワールドチーム、2部がプロチーム、3部がコンチネンタルチーム。この3つがプロと呼ばれてますが、コンチネンタルチームに関しては給料の相場がばらばらで、そこの給料だけで生活出来るところ、他に仕事をしなければならないところとまちまちのようです。

プロチーム?

この1部と2部のワールドチーム、プロチームって呼び名、2015年からプロチーム→ワールドチーム、2020年からプロコンチネンタルチーム→プロチームに変わったりして、新参者には分かりづらい。ワールドチームもプロなんだけどプロチームは2部のカテゴリー。しかも過去のレースを遡ったりするとワールドチームのことをプロチームと言ってたりして尚更ややこしい。でもまぁとりあえずレース見始めの人は、2020年からは上記の呼び名と覚えていたらいいと思います。


チーム名がころころ変わる。

スポンサースポーツということもあって、毎年どこかのチーム名が絶対と言っていいほど変わります。それもややこしい。今のチームでここ数年だと、モビスターとかロット・ソウダルとかは比較的長く同じ名前で活動してます。マイナーチェンジ的なのだとFDJ(FDJ→Grupama FDJ)、AG2R(AG2R La Mondiale→AG2R Citroën)辺りでしょうか。それくらいなら全然問題ないと思いますが、今をときめくUAE Team Emiratesは数年前でLampre-Meridaだし、我らが新城選手の在席するBahrain- VictoriousはBahrain-Meridaだったし。このあたりはスポンサー、母体が変わって、チームの登録、スタッフ達はほぼ同じなのでややこしくなるようです。チームのメンバーが変わりなければ実質名前だけ変わってることになりますよね。それが毎年のように起こります。もう慣れるしかないですね。毎年秋口にそういう話題、早ければ夏頃から出てくるので、ニュース等をチェックして、新しい名前、チームになる前に情報を仕入れておくと、翌シーズン始まった頃にはレースを混乱せずに観戦できるでしょう。

とはいえ選手もよく入れ替わる。

もちろん同じチームに長年在席してる人も多いです。例えば、イネオス・グレナディアスでいうと、ギャラント・トーマス選手、ロット・ソウダルでいうと、トーマス・デヘント選手、FDJのアルノー・デマール選手、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ選手。挙げればきりがないくらいですが、その反面、去ってゆく人も多いです。日本のスポーツだと、長年同じチームにいる事が一種の美徳となってる部分も否めないので、契約社会であり、活躍の場を求めての移籍も、頭では理解してても体に染み付かないんでしょうね。


とりあえずハイライトから始めよう。

結局ロードレースはややこしいのか?始めはそう感じると思いますが、もう慣れ、ですね。今だとYouTubeで過去の色んなレースや、最新のハイライトなんかも見れますし、まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか。GCN
Japanも本国GCNと同様に日本語レース解説及びハイライトを配信してますし、新しくできたGCN Racing Japanというのも出来て、ハイライトの解説が凄くわかりやすく、聞きやすくなりました。そこから好きなチーム、選手なんかを探してゆくのもいいですし、まずは新城選手や中根選手等の日本人選手を追ってみるとかでもいいですし、そこから何か見えてくるものがあるかもしれません。

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