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李白は一斗 by 杜甫、は誇張(胡蝶)ではないかもしれない件

李白一斗詩百篇(杜甫「飲中八千歌」)

 李白は一斗酒をのむ、そして天才的な詩をいくらでもつくる

 と杜甫がうたっている。

 一斗(いっと)というのは一升の十倍であり、現在の単位では18リットルである。当時は6リットルであったという説もある。

 私はこれを胡蝶だろうと思っていた。白髪三千丈(はくはつさんぜんじょう)みたいなものだろうと。

 しかし、過日、こういう動画を見た。ユー・チューブで。

 元大関・栃ノ心と元小結・臥牙丸は、5、6人で、一晩でワインを66リットルのんだことがあるらしい。単純計算でひとり11リットル。普通のひともいたので、栃ノ心と臥牙丸は、それ以上のんだことであろう。あと一人、黒海関もいたらしい。

 二日酔いもなく、22リットル入りの甕を、三つ飲み干して、次、またのみに行ったという。おそるべきエピソードである。

 ということは、李白一斗というのは誇張でもなんでもない可能性が高い。当時6リットル、現在18リットル。

 というか6リットルぐらいなら、一日かければ、私でもいけるかもしれないよ。はっきり言って。

 そして詩、百篇だろう。

 できなくも、ないんじゃあないかな。

<追記>
 6リットルなら、500ミリのルービー(ビール)缶を、12本でしょう。1ダースでしょう。普通に飲めます。普通はそうでしょ。正直大したことないじゃん。

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