Gift01_尾中さん

今なら笑顔で「いってきます」が言える。働くママ・尾中志穂さんが自分らしさを大切にできた理由。

こんにちは!ていねい通販noteでインタビュアーを担当するYuriです。
Vol.0編では、採用担当・榎本から、読者の皆さんへの熱い思いを存分に詰め込みました。それを踏まえて、さっそく榎本が普段から接している社員に「誰かを思う強い気持ち」について語っていただきました。今回ご紹介するのは、入社12年目の尾中志穂さん。お客様だけでなく、どんな方にも優しく寄り添い向き合っていく姿勢を貫く、彼女の人柄に深く迫ります。

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<プロフィール>
尾中 志穂 / おなか しほ
2007年6月、株式会社 生活総合サービス(ていねい通販)に入社。コールセンターの初期立ち上げメンバーとして勤務したのち、2年半前からブランド企画部WEB-CRM業務を担当。2人の女の子ママ。趣味はバレーボール。

お客様ひとりひとりの違いをポジティブに捉え、応対をひと工夫

ーー入社されてから12年目の尾中さん。早速ですが、現在のお仕事内容を教えていただけますか。

2年半前までは、コールセンターでお客様応対の仕事をしていました。今はていねい通販の商品をご購入いただいているお客様に向けたメルマガの作成が多いですね。『すっぽん小町』という主力商品の宣伝で使う紙チラシも制作しています。最近だと、ていねい通販のHPリニューアルに携わりました。かなり大掛かりなプロジェクトでしたが、チームメンバーやビジネスパートナー様と一緒に、お客様への想いを込めて制作しました。

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(こだわりのHPをじっくりとご紹介してくれる尾中さん)

【参考:ていねい通販サイトリニューアルについて込めた僕らの答え】
https://note.mu/yuukisyoten/n/n387085edce2f

相手が大事に想うことを、同じように大事に想うことの大切さ

ーー今回のnoteのテーマは「誰かを思う強い気持ち」なのですが、尾中さんにとっての「誰か」とは?

私の場合は、お客様もそうですし、5歳と8歳の子どもですかね。お客様の中には、私と同じように子育てをされている方も多く、日常は疲れている方が多いので、そういう方とやりとりする時は、やっぱり相手のお気持ちに寄り添ってあげたいなと思いますね。

他にも様々な方がおられるのですが、そもそも働くこと自体が大変なのに、私の場合は子育て自体がすごく大変で、子どもにめっちゃ振り回されるんです(笑)

そんな毎日の中で、しかも本当の悩みごとは身近な人にはなかなか言えなかったりするんですよね。知っている人に相談することでストレスになるよりは、知らない人からの何気ない声掛けがありがたいこともあったりするじゃないですか。

だから、コールセンターで働いていたときも今のお仕事でも、お客様ひとりひとりの抱える気持ちに寄り添い、吐き出してくれた気持ちを受け止めたいなって思います。

ーー最初は、相手にどう寄り添ってあげたらいいんだろうと悩んでしまいそうです・・・

そうですよね、私も今でも、悩みますよ。ただ、それは私にとっては違うなと思える異なる意見をいただいても、決して否定せず、そんな考え方や意見もあるんだ、と受け止めるようにしています。その人が大事に想うことを、一緒に大事に想うことが大切なのかもしれませんね。子どもに対しても、大人に対しても。

「ママ、おしごとやめたらあかんよ」の一言で心揺れる

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実は一度、仕事を辞めようと思ったことがあるんです。 日中は家にいれないので、自分は良くても子どもには寂しい思いをさせてるんじゃないかと思って・・・。

子どもが小学校に上がるタイミングで、思い切って聞いてみました。「ママ、仕事やめようかと思ってんねんけど」と。そうしたら子どもが「え、なんで?ママ、お仕事やめたらあかんで。せっかく頑張ってるのに!」と言ってくれたんです。

さすがにそう言われて少し考えました。それを社長の古賀に伝えたら、「そうやって、頑張るお母さんの背中を子どもはいつも見てるんやで」と仰ってくださったんです。今まで自分のことに精一杯で、そんなこと思ってもみなかったんですけど「子どもって、そういう風に見てくれてるんや」と気付くことができました。

――お子さんが見てくれていることに気付けたことで、何か変化はありましたか?

素直にまだまだ頑張りたいなと思いました。今では「今からお仕事行ってくるね」と朝、家を出る時に言うと「ママ頑張ってねー!」と返してくれて。罪悪感なく「いってきます!」と言えるようになったことが嬉しいですね。それでも、やっぱり子どもともう少し一緒にいたいなあと思うこともありますが、子どもが応援してくれるなら頑張ってみようかな、と思えます。

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独身時代の仕事を振り返ってみると、自分が一人で頑張れば良いと思っていたんですが、今では誰かがいないと全く仕事にならへんなと。自分が普段思っている以上に助けられていることに気づくいいきっかけになりました。今では「誰かが困っていたら助けてあげたいな」と思います。

そんな環境に私自身も助けられた反面、今まで2回の産休を取り、トータル3年間はお休みしていたので、このまま戻って迷惑かけへんかなとは思いました。それでも帰ってきたらいつも通りみんなが出迎えてくれて、大変でも戻ってきてよかったなと思いますね。帰ってこられる居場所があるということは、本当に幸せだなと思います。

それでも一番大事なのは「がんばりすぎず、人に頼ること」

ーー尾中さんが自分を大切にするためにしていることはありますか?

最近は、ひとりの時間を大切にするために学生時代から続けていたバレーボールに通ったりしています。子どもたちに「今日も勝ってきてな!」と言ってもらえるのが嬉しいですね。「今日は勝ったん?負けたん?」と毎回必ず聞かれます(笑)子どもたちが応援してくれるからこそ、休暇も楽しめています。

家庭では食料品の宅配サービスを使ったり、職場のみんなには素直に頼ったり。最初はお料理もしっかり家族のために作らないといけないと思い、仕事から帰ってきてどんなに忙しくても一生懸命夜ご飯作りをしていました。

でも、私が義母に子どもを預ける日は、子どもからすると嬉しい一日となるみたいで。「なんだ、預けたら寂しがられると思ってけど勝手な思い込みだったな」と(笑)もっと周りを頼ってもいいのかもなって、思えるようになりましたね。

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仕事でも育児でも、今まで経験して得た学びを存分に生かし、似た立場の方に優しく寄り添う尾中さんは、いつも自分の意見を押し付けないように心がけ、どんな意見も否定せずに受け入れていくことが大事だと教えてくれました。

尾中さんのように、一度心が折れそうになり、立ち止まってしまった時。友人や両親、先輩や仲間など、誰かが見ていてくれていると気づくことができれば、「また頑張ってみようかな」と自然と勇気が湧いてきます。

それでも、時には無理をしないで、誰かを頼ることも必要だと教わり、ついつい日頃から無理をしすぎてしまう私も、なんだか気持ちが軽くなった気がします。

次回以降のnote記事では、実際に尾中さんと一緒に働く仲間や、社外パートナーさんにもお話を聞いていきます。お楽しみに!

取材・文/川口 ゆり
編集/戸田 良輝・榎本 妃世里
撮影/池田 実由


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