#9 コナンの転換期


こんばんは!
今回は名探偵コナンの映画作品のレビュー17作目〜20作目まで一気に行きます。

※ネタバレありです


17作目 絶海の探偵(2013年公開作品)

舞台はイージス艦。イージス艦内で謎の遺体が発見され、犯人は艦内のどこかにいると思われるがーーー。

柴咲コウの吹替は芸能人トップクラスに上手い。蘭の格闘アクションと自ら首を突っ込んで足を引っ張るいつもの芸風がかなり不快に感じる。真犯人よりスパイXの方が目立っているのも腑に落ちないが、自分の罪を認めて潔く反省する犯人も劇場版ではまた珍しい。金色の名刺が伏線になってたのは面白い要素だった。




18作目 異次元の狙撃手(2014年公開作品)

鈴木財閥が建てたベルツリータワーにコナン達が招待される。そのタワーで何者かによる狙撃事件が起き、コナンは黒の組織の仕業かどうかを危惧するがーーー。

割と序盤からアクション盛り沢山で楽しい。殺される人物が予め分かっているのに、誰も救えないコナンがとても新鮮。"天国へのカウントダウン"や"瞳の中の暗殺者"を連想させるタイトル回収も美しい。

ゲスト声優の福士蒼汰は「結構頑張ってた」くらいの評価だろうか。榮倉奈々やDAIGO、遠藤といったレジェンドに比べたらとても聞きやすい吹替だった。

中途半端に赤井秀一を登場させたのがとても好評で、この作品以降の映画のパターンが確立されてしまったのである意味の"転換期"と言える


19作目 豪華の向日葵🌻(2015年公開作品)

鈴木財閥がオークションでゴッホの向日葵の絵を3億円で購入。しかし、そのオークション会場には見知った影が忍び寄るーーー。

分かっちゃいたけど、まあ面白くないんだよな。怪盗キッドの新たな一面を引き出そうとして失敗している。「キッドが犯人なのか、いやキッドがこんなことするか?」を永遠にやってるだけ。犯人の動機も過去一で酷い。水中からの脱出も"沈黙の15分"の焼き直し



20作目 純黒の悪夢(2016年公開作品)

黒の組織の一員キュラソーが公安のデータを盗み、赤井や安室との交戦の末、頭を強打して記憶を失くす。そしてコナン達に出逢うのだがーーー。

ジン、キール、安室、赤井が大集合するお祭り映画。あれだけ周到に素顔を隠していたのに、赤井秀一は堂々と行動してていいのか…?警察、公安、FBIの面々もそれぞれ大きく絡んでくるので、画面を見てて飽きない。観覧車の上で大喧嘩をおっ始める安室と赤井に困惑する。音声だけとはいえ、ラムが出てきたのはワクワクさせられた。ジン達のヘリコプターを墜落されるのは様式美みたいになってるのは笑える。これはこれで面白いのだが、推理とか関係ないアクションドンパッチ映画なので好き嫌い分かれるのではないか。


次回21作〜24作のレビュー
ではまた!

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