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トニー・マーティン『Thorns』

元ブラック・サバスのVoのトニー・マーティンの3rdソロ・アルバム。キーボードのグレッグ・スミスが元レインボーでそれらしい人選だが、ドラムがヴェノムのダニー・ニーダム、ベースがハマーフォールのマグナス・ローゼンと意外な人選で、これが①と⑨に表れヘヴィで疾走感がある曲を聴かせる。
それ以外はほとんどトニー・マーティン在籍時代のブラック・サバスの延長線上にあるような曲で占めている。唯一、⑩がアリス・クーパー風の語りと歌を併せたタイプの曲で、若干モダンさも感じさせ、意外な一面を見せる。よく考えると、キーボードのグレッグ・スミスがアリス・クーパーのバンドにも在籍したこともあるから、意外とそこから来てるかもしれない。
全体的に佳作から頭2つ、3つ出てる感じで、トニー・マーティン時代のブラック・サバス、特に『Cross Purposes』辺りが好きなら気にいるかも。

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