落ちこぼれの中卒フリーターとトップアイドルとの出会い4章 Part3
優也はそのままふてくされた態度で自分の通う中高一貫校へ向かう
優也「あ〜くだらねえ〜宇宙人とか地球に侵略して来ないのかよ…」
ここで俺、田村優也の過去について少し話しておきたい
まず田村というのは、俺の母親の旧姓だ、4年前までは
小林という姓だったが、親が離婚した、ため名前が変わった
今、俺が通ってる学校は進学校でもなんでもなく上位校の中学受験に失敗した奴らが集まる
滑り止め校だ、第1志望は、開正学院を受験したが不合格
第2志望も第3志望も落ち、結局、通いたくもない
この学校に通っているわけだ…本当に世の中くだらねぇよ…
その頃、コンビニで立ち読みをしていた飛鳥は
飛鳥「ウウゥマジ最高だよ気滅の刀は、よし決めた!
私は今日から真面目に生きる!この鬼滅の刀の
主人公のように真っ直ぐな人間になるんだ!」
レモンティーとポテトチップスサラダ味を買って店を出る飛鳥
店員「ありがとうございました!」
ここで私、小野飛鳥の過去について少し話しておこう
私は今や日本を代表する女優、白岩麻衣美の一人娘だ
母は今はもう解散してしまったが、桜坂47のセンターを務め
握手会の人数、写真集の売上数などアイドル界では
驚異的となる数字をたたき出し、その記録は今現在も誰にもやぶられていない
アイドルを引退した後は女優となり、女優になって
38歳のとき同じ俳優、兼ミュージシャンの小野聖太(私の父)と結婚した
私は今は、インターナショナルスクールに通っているが
適当に卒業し適当に行ける大学に行って適当に卒業して、その後は何も考えていない
芸能界にも興味はない、どうせ白岩麻衣美の娘だから
デビューできて活躍できてるんだろ!!と言われるに決まっている
それがおそらく一生続くんだ、考えただけでも恐ろしい…
私はもうアニメさえ見れればそれでいいと最近ずっと思っている
もう自分の人生なんてあきらめた…
何もやる気が起きない無気力なこの2人は、このあと変わっていけるのだろうか…
それともこのまま無駄に人生を過ごしてしまうのか
Part4へ続く