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健康を犠牲にするか、時間を犠牲にするか

 昨日は一日中ゲームをしていた。そう、一日中。noteの更新も忘れて……そのおかげで現在とても眠い。

 酔っている。朝から飲酒しているわけではなく、乗り物酔いしているわけでもない。しかし少し前までの強烈な不安はなく、心がゆったりと落ち着いておりストレスやイライラがない。どうしてあれほど不安だったのかすら、思い出せない。

 ゲームに依存するというのはアルコールやタバコに依存するより健康に影響がない分よいとされている。……本当に?

 ゲーム依存は健康の代わりに時間が犠牲になる。最近のゲームはとにかくクリアまでのプレイ時間が長く、クリアまで100時間を要するゲームも今では当たり前のように存在する。ゲームソフトに支払った金額に対するコスパがいいといえば聞こえがいいが、その分だけ現実に帰って来れなくなってしまう。

 若い頃の時間の犠牲がよろしくないことは薄々勘付いている。恋愛や就職といったものから逃げ続けられることはなく、年齢を重ねるごとに難しくなってしまう。当然、取り返しはつかない。しかも、タバコや少しの酒は摂取しながら作業できるのに対してゲームはそれができない。

 さらにゲームの依存性はアルコールより高く感じる。それは僕がすでにゲーム依存症なだけかもしれないが、アルコールは二日酔いという明確にデメリットがあるのに対してゲームはそれがないので「今すぐ家に帰ってアルコールを摂取しなければ」という衝動はないが、今すぐ家に帰ってレインコードの続きをやりたい。今すぐに。

 そう考えるとゲーム依存よりアルコールやタバコの依存の方がいい気がしてきた。多少寿命が縮んだところで、20歳の100時間と70歳の100時間では価値が全く違う。大人が「若いうちに遊んでおけ」というが、それはゲームではなく恋愛のことだろう。分かっていてやってしまうのはオタクのサガだろうか。それとも精神が薄弱なだけ?画面の光を浴びていれば、不安から解放されるからね……

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