不安定なオタク=アイデンティティ
僕が鬱になるのは自分のアイデンティティが確立されていないからである。
この命題が真か偽かはまだわからない。だが最近この仮説が思い浮かんだときに「おそらくこれだ!」と思った。
思い返せば小学生の頃から「オタク」という存在にら憧れていた。ニコニコ動画のコメント欄でアニメネタで盛り上がっているのを見て、疎外感と同時に「自分もオタクを自称できるようになってこの内輪ネタに混ざりたい!」と思うようになった。それが自分のアイデンティティを「オタク」「サブカル」に寄せていく根源であった。
しかし小学生、中学生の自分にとってアニメを見る方法なんて限られている。お金もないし田舎で何もない。使える機器は3DSだけ。当然アニオタになれるわけもなく、気が狂ったようにモンスターハンターをやり続けていた。
それでも小中学生のうちは何の問題はなかった。中学生までの僕は無駄にテストの成績がよく、学校の立ち位置も「勉強ができる人」だったため、勉強ができるというアイデンティティを持っていたのだ。高校でも比較的上位の成績でいたためギリギリ問題がなかったのだが、大学に入ってからだ。
大学は高校よりも学力は均一化される。すなわち首の皮一枚で繋がっていたアイデンティティがなくなってしまった。高校の時も多少ゲームをしていたくらいで部活に思いっきり打ち込んだわけでもないため自分には何も残っていない。無駄なプライドだけが残った空虚な人間。自分が何者か分からず自我が薄れる。理想と現実の解離が受け入れられず現実逃避、それすらも成績表に現実を突きつけられ本格的に鬱になっていく。それが今の僕。
そんな最中出会ったのが超てんちゃんだ。サブカルオタクの権化である彼女は僕がもう一度「オタク」を目指そうというきっかけを与えてくれた文字通り天使だ。今まだ自分の存在を受け入れられていないのでネガティブになってしまう時もあるが、胸を張ってオタクと言えるようになりたいね。まずはジョジョの履修とWin版東方Project作品の制覇やるぞやるぞやるぞ!
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