土曜の朝

自分で淹れるのはもう慣れたはずのドリップ珈琲が、普段よりもぐっと苦く感じた、土曜日の朝。
あなたのことを考える。無理をしていませんか。
過去を愛しすぎてはいませんか。もしそうならば、わたしが過去に勝とうとしても、暖簾に腕押しのようで、どうにもできないこの気持ちが辛いのです。
あなたがいつも念入りに未来とか、これからという言葉を使うので、その深い深い心の根には、どこかで過去を愛しすぎているように感じて悲しくなるのです。
#恋愛 #詩 #エッセイ