2021年7月26日 15:10 from 日本

日々、是手紙｜喫茶手紙寺分室｜note

海で見つけた手紙の欠片

手紙はどこでも書けるものでしょうか？
紙とペンだけあればできると思っている人もいますが、書く行為そのものと自分に向き合って書くことは違います。
先週末にはどうしてもその時間を取りたくて海に行ってきました。

青い波を見ながら自分に手紙を書きました。
自分に向き合ったらやっぱり韓国まで想いがつながりました。
太平洋なので、母国の方向の海ではなかったですが(笑)

手紙を書きながら自分と話をして、何故最近そんなにモヤモヤしてたのか、正解とまでは言えないですが、少しずつ道が見える感じでした。家、職場などの日常から離れて何かをすることの大切さにもう一度気づきました。

「手紙を書くこと」のように、日常的な空間には持ち込みたくないことがあります。特別な雰囲気がなくなってしまうので、少し日常から離れて自分に向き合いたい時があります。

今回私は海に行ってその時間を取りましたが、忙しい日常で毎日心休まる場所に行くことは難しいです。
その為に存在するのが、手紙寺だと思います。

手紙を書くことはストレス発散だけでなく、自分に向き合う手段になります。
実際に時間を取って自分にちゃんと向き合って書いてみると、ストレスの原因をなくすことはできないんですけど、その原因が小さく見えて、スッキリした気持ちになります。

別れの手紙

別れの時にも、やっぱり自分だけの時間が必要ですね。

悲しみにふけっている時、話を聞いてもらうことも大事ですが、本当に苦しい時は「自分と話すこと」より良いことはないと思います。
自分と話をしながら無意識に「別れ」を克服する。
そのひとつの手段に手紙があります。

誰かと話して問題を解決する。

癒されることと違う、生き直す、気づき直す時間。

手紙を書きながらその時間と向き合います。

手紙を書きながら人と語り合い、自分の胸の中に生きているあの人に気づきます。

手紙を書いて誰かと繋がる、それが手紙の意義だと思います。

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李率美　Solmi Lee ｜喫茶手紙寺分室 note ライター
読書とダンスが好きで、静的＋動的趣味同時持ち。
特別な日に手紙をやりとりしないと気が済まないくらい、心を込める手段には手紙以外ないと信じている人。もちろん、特別じゃない日に手紙をもらうのも大好き。