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vol.59 暑い季節に清涼剤を【手紙の助け舟】

こんにちは。
喫茶手紙寺分室の西川侑希です。
お変わりなくお過ごしでしょうか。

先日、数年ぶりに「ホタル」を見に行きました。
その時の気候のためか、数は多くなかったのですが、ふわふわと漂い点滅する黄色い光がなんとも幻想的でした。
ホタルの寿命は成虫になってから1~2週間くらいなのですね。儚いです。精一杯生きて、美しく光っているのだと思うと、胸にじんとくるものがありました。また、自然環境や日々の生活についても考えさせられる経験でした。

暑中見舞いの準備を

「暑中見舞い」みなさんは書いていますか?

「暑中見舞い」の時期は、二十四節気でいう小暑(7月7日ごろ)から立秋(8月7日ごろ)前までとされています。(それ以降、8月末ごろまでのものは「残暑見舞い」となります。)
 
1ヶ月も期間があるように思いますが、日々に追われて、なかなか手がつけられなくなってしまうこともあるので、私は6月中にはハガキやグリーティングカード、切手を用意するようにしています。
手元にあれば、書きたいときにすぐに書けますものね。
文具店や専門店で季節のはがきを選んでいるときは気分がとても高揚します。夏の柄は「スイカ」「ヒマワリ」「海」「アサガオ」など、パワーをもらえるものが多いように思います。
今年は「海」「砂浜」の柄をたくさん選びました。

暑中見舞いのすすめ

暑中見舞いのはがきには通信面(文章を書く面)に絵柄が入っているため、文章を書く面積が少ないのがよい点だと思っています。長い文章を書かなくてもいいというだけでもストレスがずいぶんと解消されるのではないでしょうか。
暑い季節に届く手紙ですから、相手に清涼剤のように感じてもらえるような心配りという点でも、大きな文字で余白を多く、少ない文字で、というのがむしろよいと感じています。
 

「どうしてるかな」「元気かな」「最近会ってないな」と思う人がいれば、ぜひ、暑中見舞いを送ってみませんか。
きっと喜んでもらえますよ。

健康で楽しい毎日になりますように。
それではまた。

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西川 侑希(にしかわ・ゆき)|喫茶手紙寺分室 note ライター
手紙文化振興協会認定 手紙の書き方コンサルタント
愛知県名古屋市生れの名古屋市育ち。広告代理店で営業職として勤務したのち、メーカーで商品企画と広報を担当。「文具店が開ける」と言われるほどの文具マニア。
1年間で手紙を書く枚数は500通以上。最近は読書と釣りが趣味。
Instagram  https://www.instagram.com/yuki__nishikawa/


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