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vol.19 封緘で伝える その2【手紙の助け舟】

こんにちは。
喫茶手紙寺分室の西川侑希です。
みなさまお元気でお過ごしでしょうか。朝晩は少し肌寒いくらいになってきましたね。どうぞご自愛ください。

封緘にひとてまを

前回、手紙の封を閉じる「封緘」の楽しみ方の中でも封蝋を中心にお伝えしました。


今回は私がよく使う「シール」を中心にお届けします。

シールは大人も楽しめるアイテム

「シール」と聞くと、「こどもっぽい」「キャラクターもの?」「事務用品?」などと不思議に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
最近は手紙に使いやすいシールも多く発売されていて、大人でも使いやすいデザインのものも。
シール自体に「Thank you」「ありがとう」「お世話になります」「よろしくお願いします」など言葉が印刷されているものもあります。その時の気持ちやシーンに合わせて使うことができますし、開封前に相手に気持ちを伝えることができます。
動物のキャラクターが話しているように、吹き出しタイプのシールと組み合わせて使ったり、お花のシールをちりばめて華やかにしたりとアレンジしやすいのが良い点です。

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封緘印でシックな魅力を

手軽にオリジナリティーを出すためには「封緘印」もおすすめです。

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「封緘印」は古代の中国で使われていた「封泥」と呼ぶ、西洋の「封蝋」と似た封印方法がもとになっています。
朱色で押せば和風の封筒がぐっと引き締まります。

松島清光堂さんには封緘印にぴったりな柄がたくさん揃っています。

シンプルな封筒でも少しのアレンジで華やかになりますよ。

参考にしていただければ幸いです。

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西川 侑希(にしかわ・ゆき)|喫茶手紙寺分室 note ライター
手紙文化振興協会認定 手紙の書き方コンサルタント
愛知県名古屋市生れの名古屋市育ち。広告代理店で営業職として勤務したのち、メーカーで商品企画と広報を担当。「文具店が開ける」と言われるほどの文具マニア。
1年間で手紙を書く枚数は500通以上。最近は読書と釣りが趣味。
Instagram  https://www.instagram.com/yuki__nishikawa/

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