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【エッセイ】ARIA The Memoria行ってきた

段々涼しくなり、秋になりつつあるなと思っていたらここにきて暑くなってきた。ちょっとは地球も私達に気を遣って徐々に涼しくなっていって欲しいものだ。それが自然というものだろうと言われたら何も言い返せないけど。

さて、そんなに気候が安定しない中、私は横浜のARIA The Memoriaに行ってきた。私としては、ARIAという作品は自分が逆境で苦しんでいる時に精神安定剤的役割として親しんでいる。例えば大学に落ちて浪人した時、あえて友人を作らずに黙々と1人で勉強していたためもあって、ろくに休息を取らなかった、若しくは休息を取っていたとしても意識的に自分で取っていた訳ではなかった。そうすると精神的に苦しいと思う事が増えていく。そんな時、参考書を買いにきたつもりがARIAの漫画を買っていた。元々1巻は兄が買っており、それを読んでいたこともあってか大体の内容は知っていて、リラックスできる内容であることは分かっていた。(因みに兄はアリシアさんが好きだった。)そこから徐々に一巻、また一巻と買い揃え、参考書よりも何度も読み返した。お陰で大学に合格する事ができた。ありがとう、ARIA。また、最近だと一年半程前に過労で適応障害になった。苦しかったが、2021年2月から上映された「ARIA CREPUSCOLO」を見た事もあってか寛解した。やはりARIAは鬱に効く。ホントありがとうARIA。

そんなARIAへの感謝を込めて千葉から横浜まで行くことにした。京成線で乗り継ぎ、都営浅草線を経由して京急横浜駅を目指すのだが、いつも乗り間違えてしまう泉岳寺駅。都営浅草線から京急線に乗り換えるために泉岳寺駅で乗り換えなきゃいけないんだが、京成線では景色が移り変わるのに対し、急に押上駅から泉岳寺駅までの景色はずっとトンネルの中で変わらないように思えるので、今自分が何駅にいるのかが意識できなくなってしまう。案の定、泉岳寺駅で降りれずに高輪台まで乗り過ごした。誰かこのドジを共感してほしい。
高輪台から泉岳寺に戻ったとき、タイミングよく快特三崎口行きの電車が来たので、到着時間は元々着く予定時刻とそこまで差がなくラッキーだった。
そして友人と待ち合わせ、ARIA The Memoriaに向かうべく、スカイビルのエレベーターで7Fに着きエレベーターの扉が開いた瞬間、そこは駿河屋だった。いつの間にマルイの中に駿河屋が…。駿河屋は今まで秋葉原でしか見た事がなく、しかも規模的には秋葉原に匹敵するのではないだろうか。友人と駿河屋の中で右往左往しながら脱出し、やっとARIA The Memoria展示ブースに辿り着いた。正直このパネルを見てここまでの旅路の疲れをリラックスできた。

もう天野こずえ関連の絵を見るだけでリラックス出来る体になってしまったかもしれない。それはそれで健康なので良いんだろうけど。また、声優様方のサイン色紙とコメントが書かれたポスターも展示されていた。作品愛が伝わってくる。そして、これが私の中で印象的だった。来場者のコメントが書かれた付箋だ。ホントに愛が溢れてるし、皆様絵がうま過ぎる。ちょっとその才能分けて欲しい。

ここまではまだ入口の段階で、展示の中はARIAの漫画やアニメに関わる貴重な資料が展示されていた。私の場合、30分程度で回ることができた。もう一周しようか迷ったが、帰る時間が遅くなるので諦めることにした。

チケットを買う際、同じくチケットを買うために並んでいた来場者様とちょっと意気投合しておしゃべりしてた時にもその方が仰ってた事だが、こんなに長く愛されて続ける作品にARIAがなったこと、そしてこの作品に私達が出逢えたことがホントに幸せなことだと思う。私は最後までARIAを応援していきたい。
ARIA好きでまだ本展に参加してない方、明日でラストだそうなので一度寄ってみてはどうでしょうか?ぷいにゅ!

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てふなむのエッセイノート
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