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【エッセイ】久しぶりにマンガ「ワンピース」を一気読み

子供の頃、初めて自分の小遣いで買ったマンガがワンピースだった。当時アニメ化すらしていなかったけれど、十巻の表紙がカッコ良かったので買ってみた。話の途中だし、なんだかわからなかったけど主人公達がボロボロになりながら仲間を助けているのはわかり、自分の心が熱くなってマンガの世界に引き込まれた。

学生時代はマンガ喫茶に足繁く通った。とにかく怠惰な性格なので勉強はせずにバイトした金をマンガ喫茶に注ぎ込み、夜通し読みたいマンガを読み漁っていた。漫画を読み漁っていると、時間が経つのが速く感じる。
「えっ、もうこんな時間?」
気付いたら0時を過ぎている。でも、マンガは読み始めたら止まらなくなる。
「じゃああともう一時間だけ。」
気付いたら朝の四時である。流石に疲れて家に帰り、一日中寝る。「人間ダラけようと思えばどこまでもダラけられる」というのが私の気づきだ。

ニュースで「ワンピース100巻突破」というニュースを見て、私は久しぶりにメルカリでワンピースを100巻まで買った。ぶっちゃけワンピースが面白いから買ってるというより惰性の方が大きいと思う。これは個人の感想なんだけど、もう良い歳したオッサンが少年マンガであーだこーだと言うのもなんか変だ。いっぱいマンガを読んでしまったので、ある程度ストーリーのフレームワークや元ネタっぽいモノも見当がついたりする。「誰が強いか」論争も興味はあるが、そこに面白さを求めなくなりつつある。

と屁理屈並べてみたけれど、久しぶりに読んでみたらやっぱり面白い。ワンピースは基本的にバトル物の群像劇なので、様々な人物や事象が一つに合わさった時の面白さが半端ない。主要人物に関しては過去ストーリー含めて深掘りしてキャラの個性を確立させていく。頭の良い登場人物が徹底してほぼ皆無なのも久しぶりに読むと面白い。

現在ワノ国編だが、任侠好きの作者な事もあり、大変面白い。赤穂浪士、七人の侍、歌舞伎舞台などのオマージュらしきものが垣間見え、そういう部分を想像して読めるのが楽しい。エースを皮切りに味方側の登場人物が亡くなってしまうシーンが多くなってきているが、その分緊迫感ある戦闘シーンが増えてきているので今後も楽しみにしてる。最終回になる頃には考えられない程面白い展開になっていると思うので、惰性でもいいから今後も追っていきたい。
たまたま子供の頃手に取ったマンガがこんなにも壮大なストーリーになっていくのは感慨深い。

そんな訳で、マンガにハマってしまい昨日noteの更新忘れた気がする。以後気をつけます。

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