【エッセイ】自分のキャリアを想う

電気回路の勉強をするのは大学以来だった。もう大分忘れてしまっている。インピーダンスについては響きだけで懐かしさを感じてしまう。

私はアマチュア無線試験3級の勉強を始めていた。分量としてはそれほど多くないので一ヶ月も有れば取れるだろうと見込んでいる。ボランティアで使う可能性があり、早めに取っておこうと思う。それが終わったら、次は陸上特殊無線技士1級の試験を受けたい。こちらはどちらかと言うと転職用になる。今の仕事では組み込みエンジニアとして活動していたけれど、もう少しハードウェア寄りの仕事をしたいと思っている。そのため仕事で使えそうな無線通信の資格を取り、今のプロジェクトが落ち着いたら転職先を探そうという作戦だ。

でも基本的には今までの経験が重視されるだろう。そんな訳で組み込み経験を活かしつつ、少しずつハードウェア領域で出来ることを広げて行きたい。遠回りなキャリアを目指しているなと我ながら反省している。

世の中は私の知らないところですぐに変わる。インターネットセキュリティはVPNからゼロトラストの時代へ、産業はSDGsに即した製品サービスの開発へ、そして平和から戦争の時代へ。人々がどんなに平和を望んでも、それを簡単に破壊されてしまう。こんな時代に私はどう適応すれば良いだろうか。実は変わらない。自分が健康に生きつつやりたい事ができる環境へ飛び込み続ける。元々今までも紛争ならあったのだから。世界が変わっても、自分の自由を奪われてはならないように行動し続けたい。