【エッセイ】良い天気だったので秋葉原行きました。
台風一過の清々しい天気。暑過ぎもせず、カラッとしていて気持ちが良い。いつもはナメクジのように何事も進みの遅い私も少しは行動を起こす気になった。
まずは簿記の勉強をする。昨日突然資格を取ってやろうという気になり、過去問一回分のうちの半分だけやった。仕事では一切使ってないので出来なくても別にどうってことはない。疲れたらアプリゲームをする。気分転換できたらまた勉強する。こんなもんかと思いながら勉強していたら、もう昼の十二時だった。人間集中すると時間の流れが速くなったように感じる。
昼ご飯を食べて掃除をした後、急に母のガラクタ山から出てきたNikonのレンズの処遇について思い出した。私は一眼レフは持っているのだけど、残念ながらCANONである。そのため装着に必要なドライバーを買わなきゃならないが、ネットで調べてもどれが良いのかわからない。これはカメラ屋行くしかねえってことで急遽予定に無かった某秋葉原のカメラ屋マルチメディアに行くことにした。こういう時は勢いって大事だ。
どうせ秋葉原に行くなら、あまり読んでない漫画やDVDも売り捌いてやろうと思い、それらをバッグに詰めた。バッグはパンパンである。私は整理整頓が苦手だ。バッグを小分けにすれば良い話だが、小分けにすることにストレスを感じる。手が塞がるのが嫌だと感じてしまう。整理整頓が出来ないのは私が両親の子供である証拠だと思っている。
あと私の感想だけど、所謂オタク気質な人達って整理整頓が苦手なヒトが多いように思う。特に熱心なコレクターは部屋中にグッズがあるため、本人の中では整理されてると思っていても他人から見るとメチャクチャ汚く見える。この感想は私自身へ言い訳じゃないと願いたい。
久々に秋葉原に行ったら人が多いこと多いこと。こりゃ東京のコロナ新規感染者が多い訳だよ。私も外出してるから人の事言えないけど。それにしても、秋葉原でデートしてるカップルが増えたような気がする。私の昔の認識が間違ってるのかもしれないけど、もっとTHE☆オタクみたいな人達で溢れてたのが、今ではデートスポットの一つとして認識されてるみたい。アニメ好きな若者が増えてきたって事なのかな。良いぞ、もっと増えろ。
わたしはマンガ達を売却するためお店に行った。秋葉原で売られているマンガは圧倒的にエロマンガが多いように思う。今日も査定してもらうのに店内のエロマンガ達に囲まれることになった。わたしの売却予定のマンガは女性が主人公のストーリーだが全くエロくないので、何だか汚れを知らない娘を風俗に斡旋しているかのような感覚になりとても嫌だったが、もうわたしの部屋にあってもしょうがない。泣く泣く売りに出した。
隣で査定してもらってる女性のお客さんは、山のようなエロ本を店員に見せていた。これだけの量があると、捨てるのも困るのだろう。お客さんの人生の苦労が窺える。
私は売却予定のマンガやDVDの査定が終わるまで、ドライバーを探しに東口の某カメラ屋に行った。流石の品揃え、従業員の対応が素晴らしい。しかし自分が欲しい機能を揃えたドライバーが26000円ほどすることがわかり、購入は断念。しゃあない。母のNikonのレンズは売りに出すことにした。
やることがなくなったが、まだ査定が終わらない。皆さん、こういう突如現れた1人の膨大な空き時間って何をしますか?
私は今日一眼レフを持っていたので秋葉原の街並みを撮りまくった。
秋葉原の街並みで好きなのが広告だ。売り出してるゲームやアニメの広告が所狭しと街中に貼りまくられている。恐らくゲームに詳しくない人が秋葉原を一週間連続で通えばある程度流行ってるモノがわかるようになる。知識偏るかもしれないけど。
後はアニメ絵で張り巡らされてる車、所謂痛車だったり変なコスプレしてる人がいたりする。今日はウ◯コのぬいぐるみに紐を巻きつけ、まるでウ◯コを散歩してるかのように闊歩しているオジサンを見つけた(流石に写真を撮るのは怖い)。オタク達は自意識が高い。多分私も高い方だ。多分彼等は自分の好きな事や面白いと思っている事を誰かに見つけて欲しいだけだと私は考えている。そういう意味ではnoteの利用者と同じでベクトルが違うだけだ。noteにしろ秋葉原にしろ、私達のような自意識の高い人達を包み込む場所があるのはありがたい。
写真を撮りながらそんな事を考えていたら、査定開始から一時間半後、やっと終わった。査定結果が8200円だったため、喜んで私はマンガ達を斡旋した。帰りの電車からふと見えた夕焼けが美しかった。
ふとした時の夕焼けって「えっ、あなたそんな美しくて良いんですか?」って尋ねたくなるほど綺麗だ。生きてて良かったって思う。
この記事が参加している募集
よろしければサポートお願いします!