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マルちゃん正麺豚骨味の日(食の選択力と環境設定)

大学時代福岡に住んでましたので、豚骨に馴染みがあります。幼稚園のお店やさんごっこでラーメンに触れた息子が「ラーメン食べたい!」というので、マルちゃん正麺の豚骨味にしました🍜

にんじんとコーン入れておけば野菜🆗なとこある
せめてもの贖罪に何でもかんでも放り込んだ豚汁も付けます

麺類は噛む回数が少なくなりやすい、吸う動作が必要、小麦製品、粉物ということで3歳までは食べさせなくて良いんじゃないか派ですが、1歳娘も食べました。兄が食べてるものを禁止するの、できなさすぎる。やっぱり「食べてほしくないものは家に置かない環境」が大事だな〰と改めて思いました。(一応マルちゃん正麺の名誉のために言うんですが、美味しかったですし、息子はまるまる一杯食べました)

食べたいものを禁止することって、良いことなんでしょうか。「ダメ!」と言われると、ダメなもののほうに意識づけ、もしくは動機づけされることがあるんですよね。これはMIという医療面接の手法でも言われていて、一方的に「歯磨きしないとダメ」「甘いものを食べちゃダメ」と医療者側が患者に言うことで、逆に歯磨きしなかったり、甘いものを食べてしまったりという行動を強化してしまうことがあります。

もうひとつは、レモンを想像しないでくださいって言って、今レモンを想像しないでいられた方、います?おそらくいないんです。脳は否定語を理解できないので、「〜しないで」「〜はダメ」と言われるものを意識してしまうんですね。

甘いものはダメ、身体に悪いものはダメ、ということで、甘いものや身体に悪いものへの動機づけをしてしまっているとしたら。今身体に良くないもの、摂ってほしくないものから、どうやったら将来的にも距離を置いていくことができるのか。そう考えたときに、やっぱり「ダメ」と言わずに避けられる環境を整えておくのが良いのかなと思っています。具体的には、食べてほしくないものは家に置かない。テレビなんかを見て「これ食べたい!」と言われたときには「家にないから今度ね〰」と交わす、食体験として妥当であればタイミングを見て出したり、食べに行ったりする。

うちには基本的にお菓子はないので、「これ食べたい!」と言われても「うちにはないよ〰」で終われることが多いです。「今度買って!」って言われたら「うん、あったら買っとくね」という感じです。(この「あったら」が重要で、買い物行ったあとに「〇〇は?」と聞かれても「今日はなかった!」と言えます😇)
外で友達と遊ぶときや、プレゼントでもらったりしたお菓子はいただくんですが、家にはお菓子はないという環境にしておくと、ダメと言わなくても食べてほしくないものを避けられる環境が作りやすいのかなと思っています。

いま目の前にいる子どもは、いつか自分で食べ物を選択するようになる。そうなったときに、食の選択力を身につけていてほしい。選択力を発揮する前の段階で、甘いもののほうに動機づけされてしまうことのないよう、「ダメ」を言わずに「ダメなもの」を避けていく方法を今後も模索していきたいなと思っています。

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