見出し画像

【東京都】ティーンディレクター2回目ワークショップを行いました【品川区】

10月12日(木)、東京での2回目の『ティーンディレクター』を開催しました。
今回のワークショップは「どう取り組んでいる?」がテーマ。社会課題に取り組んでいる企業や団体の方々に、生徒たちがオンラインで1回目のインタビューを行いました!

知りたいことを整理する

インタビューを行うにあたり、第1回「なぜ伝える?」で書き出した疑問をあらためて整理していきます。

インタビューする順番を整理します

誰が質問をするのか、取材した内容を誰がメモをするのかなどの役割も決めていきました。

いざインタビュー本番!

質問の内容が整理できると、早速取材先の方にインタビューを行います!

パソコンの画面越しに取材先とご対面

初めてのインタビューということで生徒たちは最初こそ緊張気味でしたが、慣れていくとどんどん疑問をぶつけていきました。

①海洋問題を探究する「SSP〜solving sea problems~」班の取材先は、
 東京大学大学院 農学生命科学研究科の安田仁奈さん
サンゴ礁の生態系やサンゴを食べてしまうオニヒトデなど、海洋生態学を研究している方です。

インタビューの様子(SSP班)

②フェムケア・フェムテックを調べている「moonlight」班の取材先は、
 「株式会社陽と人」の小林味愛さん!
東京と福島県国見町を拠点に、規格外・廃棄品となる農産物など、地域資源を活用したさまざまな商品の企画・開発・販売を行なっていて、フェムケアブランドなども立ち上げています。

インタビューの様子(moonlight班)

③ジェンダー問題を考える「poteto」班の取材先は、
 WOMEN’S WELLNESS ACTION実行委員会の方々です!
「#女性の健康が世界を変える」をモットーに、女性の活躍や健康課題の認知拡大のために様々な活動をしています。
今回のインタビューでは森田由紀さん、小林絵仁さん、熊谷多希子さんが協力してくださいました。

インタビューの様子(poteto班)

④日本の研究力低下は問題では?と考える「SJダイナマイト」班の取材先は、株式会社Arclevの方々です!
「研究開発で世界をリードする新しい日本」をビジョンに、研究者と研究開発や新規事業創出を目指す企業をつなぐサービスを展開しています。
今回のインタビューは荒川稜子さん、藤長郁夫さんにお願いしました。

インタビューの様子(SJダイナマイト班)

生徒たちはテーマを自分の身近なところに落とし込み、より「自分事化」して理解を深めていきます。

「女性の健康って具体的にはどういうこと?」
「海洋生物の多様性ってあった方がいいの?」
「研究者の論文って誰に向けて書いているの?」

大人が当たり前だと思っている常識に対して、前提そのものをひっくり返すような鋭い質問を繰り出し、インタビューを受けた方たちから「自分たちの活動を見直す機会になりました」といった感想もいただきました。

構成を考えていく

インタビューが終わったら、映像をつくるために構成を考えていきます。
今までのリサーチやインタビューを通して分かったことの中から、何が一番伝えたいメッセージなのかを整理していきます。

伝えたいことを並べていくSSP班
わかったことを追加していくSJダイナマイト班

伝えたい情報をどんどんポストイットに書き出していく班や、情報を起承転結に並べ替えていく班、取材を通して感じたことを徹底的に議論する班。それぞれがファシリテーターたちにアドバイスをもらいながら、自分たちなりのやり方で構成を考えていきます。

ファシリテーターたちからアドバイスをもらます

取材内容をしっかり理解して、更にそれを人に伝えるために整理していく作業はとても難しく時間が掛かるので、次回の第3回も構成の続きを考えるところからスタートします!

最後に生徒たちの感想を紹介します。

「調べただけじゃ分からないことが沢山あったけど、直接インタビューができて知りたいことが知れて、いい経験になりました」
「社会課題に取り組む人と、それをまだ知らないような人を繋いであげられるような映像にしたいなと思いました」
「今まで実感がわかなかった課題もあったけれど、インタビューをすることで親近感を感じました」


次回3回目は「どう伝える?」

引き続き構成を考えつつ、ロケの計画や準備をしていきます!

お楽しみに〜!

執筆:ディレクションズ清田真衣

#未来の教室 #探究学習 #ティーンディレクター #映像制作

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?