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魂の男メシ ローストビーフ編

【音声版】


待たせたな!
俺だ。

今日は、引きこもって自炊ばかりしている俺が、おすすめレシピを紹介していくぜ。

料理は旨ければ何でも良い。見た目なんざただの飾りだ。そんな強い思いで、俺はいつも食材たちに向き合っている。

アンタはステーキは好きか?

俺は大好きだ。肉の焼き加減には、「レア」、「ミディアム」、「ウェルダン」などがある。はじめて肉の火加減について聞かれたときは焦ったもんだ。肉の火加減の種類なんて人生で意識したことないからな。だが、俺はドヤ顔で「ウェルダン」と言ってやったぜ。

人間ってのは弱い生き物だ。
3択以上の選択肢を提示された場合、安牌に真ん中を選んでしまう。

だが、俺は知っている。
安牌を選んだ先に未来なんてないと。

上中下なら、上。
易しい・普通・難しいなら、難しい。

真ん中なんて取るんじゃねえよ。

安心したいから真ん中を選ぶんだろ?
平均なんてクソ食らえだ。

だから、俺はいつだって極端な選択肢を選ぶ。
そんな俺は学生時代、いつだってクラスの中心じゃなく端っこにいたぜ。


それじゃあ涙を拭いて、さっそく魂の料理にとりかかろうか。


以前にも料理noteを書いているので、ぜひそちらも見てくれ。


・ローストビーフ

□食材
・牛もも肉 500g
・玉ねぎ 1/2
・ニンニク 2片

□調味料
・塩
・胡椒
・バター 20g
・蜂蜜 15g
・醤油 15ml
・みりん 50ml
・料理酒 50ml


ローストビーフはなぜこうも人を魅了するのだろうか?
ローストしたビーフだぜ。
旨くないわけがないじゃねえか。

ローストビーフちゃんはまず見た目が良すぎる。
クラスにいれば、野郎たちの注目の的だろう。

外側にはこんがりとした焼け目がついているが、中身は鮮やかなロゼ色。一見近寄り難くありつつも、ふとした瞬間に太陽のような笑顔を振りまいてくれるアイドルのようだ。男女関係なしに好きなってしまう。そんな存在だ。

最終的にローストビーフちゃんと射止めるのはどの男なのか?
そんなことを考えたりもするが、射止める男は意外に冴えない見た目をしていたりする。いつだって、可愛い子を射止めるのは、イケメンではなく、行動に移す男なのさ。

そんな簡単なことに、俺は今更ながら気づいちまった。ただ、後悔しても仕方がない。俺は俺をどこかで待つローストビーフちゃんを探しにいくぜ。

おっと、俺としたことが訳の分からない話になっちまったぜ。スマンな。

それでは、調理についてまとめていくぞ。

①肉の表面の水分(ドリップ)を拭き取る
②肉の分量の1%の塩と胡椒をペチペチ塗っていく
③強火で各面を1分焼き、焼き色をつける(全6面)


表面に完璧な焼き目をつけるのを怠るなよ。
焼き目の香ばしさがあるかないかで大きく違う。

中に火を通す必要なんてどこにもないんだ。
ただ、焼き目をつけることだけ意識しようぜ。

次は、ローストビーフを低温調理だ。

④ニンニク1片を潰す(包丁の側面で潰してやれ)
⑤バター10gでニンニクを軽く炒める
⑥ジップロックに、牛肉と⑤をぶち込み密閉する
⑦⑥を60℃のお湯で1時間半温める


低温調理は専用の器具を使えば簡単だが、そんなもん俺はもってない。
だから、気合の低温調理だ。

ジップロックに入れた牛肉が全て浸るように、60℃くらいにした鍋に入れるんだ。俺は温度計も持ってないから温度は勘だ。弱火で頑張ればそれっぽい温度になる。手をツッコんでみて、熱いものの、ギリ耐えられるくらいの温度がおよそ60℃だ。スマンが、それ以上に説明のしようがない。気になる場合は、各自ググってくれ。ちなみに、1時間半という数字も何となくだ。肉の分量でも変わるから、長年の勘で判断してくれや。

バターは10gずつ個包装になってるものがおすすめだ。


うん?
そんなことよりも、1時間半も待ってられない!だって?

しょうがない奴だな。

そんなアンタは俺のラジオでも聴いてくれ。
子守唄にぴったりだぜ。
って誰が寝てまうようなラジオだ!


1時間半経ったら、次はソースを作ろうぜ。

⑧牛肉をジップロックから取り出す
⑨ジップロックにたまった汁を取っておく(旨味の塊だぜ)
⑩玉ねぎ1/2、ニンニク1片をすりおろす
⑪鍋に⑩と醤油、蜂蜜、みりん、料理酒をぶち込む
⑫⑪を煮詰める
⑬煮詰まったソースに、⑨とバターを入れる
⑭混ぜ混ぜして完成だ
⑮可能であれば、牛肉とソースを1日寝かす


ソース作りで忘れてはいけないのが、牛肉の低温調理の過程で出てきた汁を加えることだ。この汁は牛肉とバターとニンニクの旨味がとんでもなく詰まってるんだ。捨てるなんてありえないぜ。ぜひ、ソースに加えてくれ。そして、とどめのバター10gだ。すると、ビビるくらい旨いタレができるぜ。

ちなみに、ソース作りの際、家に赤ワインがある場合は、みりん・料理酒の部分を赤ワインにしてくれ。みりん・料理酒は、赤ワインをもっていない俺の苦肉の策だ。肉だけにな!


ということで、今回出来上がったローストビーフがこれだ。

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ぜひ家でローストビーフを作ってくれよな。
低温調理器を持っていればもっと簡単だろうな。

でもな、人間は工夫する生き物なんだ。

人生だって自分の持ってる手札で戦うしかないだろ?

無いものねだりなんてしょうがないし、手札に無かったとしても、代替できるものを大抵は持っているはずだ。それを常に考え続けるんだ。考え続けた先にしか、新しい景色はないんだぜ。

それじゃあ次の男メシでまた会おう!


stand.fmでお話しているので、ぜひ音声でもお楽しみください!


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