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「知」を獲得する魅力、「知」を発信する魅力 | Passions Worth Spreading vol.10

「TEDxUTokyoとは、2012年に発足した日本初のTEDxUniversityです。 約500人の観客を動員する大学開催のTEDxの牽引的存在として、2017年まで5度のメインイベント等を通じ、「知」を軸とした価値のある、しかしまだ知られていないアイデアを発信してきました。」

TEDxUTokyo ウェブサイトより引用

5年ぶりの復活を遂げて、2年目に入ったTEDxUTokyo(「てでっくすゆーとーきょー」と発音します!)。TEDxトークの知名度は高い一方で、「テッド?ユー?トーキョーって何やってるの」と聞かれることも少なくはありません。私はTEDxのみならず、TEDxUTokyo そのものの魅力を発信したいと強く思い活動しています。

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はじめまして!TEDxUTokyo実行委員会 2023 Brandingチームの山下彩夏(やましたさやか)です。

TEDxUTokyoは、カンファレンスイベントTEDの掲げる理念「Ideas Worth Spreading -広めるべき価値のあるアイデア-」への共感のもと、TEDからライセンスを受け、TEDxイベントの開催を軸として東京大学を中心に展開するコミュニティです。

TEDxUTokyoについて詳しく知りたい!という方は、ぜひ代表の熱い想いが書かれたnoteや、2022年6月12日に安田講堂で開かれた、TEDxUTokyo 2022 “Patchwork”の振り返りnoteをご覧ください。

TEDxUTokyoSalon 2022 “ゆらぐ”の様子

TEDxUTokyo実行委員会は5年ぶりの復活から2年目を迎え、先日は3回目のイベントとなるTEDxUTokyoSalon 2022 “ゆらぐ”も開催しました!ここでは、新体制となったTEDxUTokyoについて、そして私の想いについて綴っていきます。

TEDxUTokyoで得られる知~イベント編~

冒頭の質問に戻り、「TEDxUTokyoってどんなところ?」という質問にはどう答えるのが正解なのでしょう。

TEDxUTokyoの魅力の一つとして、「知を獲得して学びを深めるところ」というのがあると思います。自分の想像もしていなかったアイディアに出会う、とてつもないビジョンや情熱を目の当たりにする、科学や哲学などの最先端、最深部にある考えを学ぶ。トークの時間外にあるワークショップや参加者交流などでも、その知見を深めるきっかけに触れていきます。これらの一連の流れを通して参加者は、自分の知らなかったものに出会うことで、新たな知見を獲得して学びを深めていきます。

このようにしてイベントで得た知見を、参加者は次の行動やアイディアへと活かしていきます。これがTEDxUTokyoのMissionとして掲げる”Add Ideas, Rearrange the Reality” というように、1人1人がアイディアに触れたことで現実世界を組み替え続け、可能性の拡張を目指していきます。参加者の可能性が広がるようなイベント…とっても魅力的ですよね。私はこんなTEDxUTokyoというイベントの魅力がもっともっと広げていきたいと心から願っています。

TEDxUTokyoで得られる知~運営編~

さて、TEDxUTokyoの魅力を最大限に実感してイベントへの参加を決めてくださったであろう読者の皆様に、運営の魅力も話してしまいたいと思います。実はTEDxUTokyo自体は、イベントに参加することと同程度に、いや、もっともっと知と学びに溢れているのです。

TEDxUTokyoの組織の説明を簡単にします。主にチームで分かれて活動をしており、トークに関わるOn-Stage、ワークショップや交流、展示、フード、パフォーマンスなどのトーク以外の部分を受け持つOff-Stage、渉外を行うPartner、人事を司どるStaff、イベントのロジ面やセッティング、マニュアルなどを担当するLogisticsや会計のFinance、機材などを担うFilmtechなど様々なチームがあり、メンバーはそれぞれチームで独自の知識やスキルを身につけていくことになります。どのチームのメンバーもプロフェッショナルであり、各チームで得られるスキルや知見は大きな学びと言えます。

私の所属するBrandingチームも例に漏れず、新しい知見に溢れています。Brandingでは、主にTEDxUTokyoの魅力を多くの人に届ける、ということを目標に、デザイン面での一貫したTEDxUTokyoのブランド作りとさまざまな制作物のデザイン、そして広報としてのSNS運用やマーケティング戦略立案などを行っています。私自身も一からデザイン、広報、マーケティングなどの勉強を始めました。今もまだまだ勉強中ではありますが、TEDxUTokyoの活動を通して本当に多くのことを学ばせてもらったと思っています。

キービジュアルの作り方などデザインの勉強もたくさんできました!

さらに大きな学びは、組織についてや個人との向き合い方について。TEDxUTokyoの運営自体がある種のコミュニティであることから、理想的な組織の在り方、組織の決定権は誰が持つのか、常に議論が耐えず、改革が進められていく活発な団体です。お互いのやりとりが深い分、メンバー同士のぶつかり合いもあったり、大変なこともあったりします。それらも含めて、全てがなかなか他の生活では経験し得ない(日常では出会うことのない)知なのかなとも思ったりもします。


私が得られた知

最後に少しだけ、私がどんな知をTEDxUTokyoから得たのかをお話ししたいと思います。
イベントから新しいアイディアを学び、運営からスキルや人間関係を学び、他に何を?という感じですが、ズバリ「楽しむことの魅力」です。
TEDxUTokyoに入った当時はさまざまなことに追い詰められていた状況でした。というのも、受験での苦い記憶や、バイトやインターンに追われてさまざまなサークルにいなくなり、大学における居場所のなさを感じたこと、等々から自分の居場所がほしい、という絶望的な状況が応募のきっかけだったのです。

月に一回ほど行う合宿(終日対面ミーティング)の様子

TEDxUTokyoに入ってから私の価値観は一変します。ミーティングでの熱い議論とその後のご飯でのフレンドリーな雰囲気の魅力的なメリハリ、お互いが純粋に個人の人間性、考え、趣味に興味を持って、共感して、いくらでも語り合える空間、全てが全く経験したことのないような世界でした。ここで私は、メンバーみんなが「人生を、大学生活を楽しんでいる」という印象を受けました。勉強やサークル、人との集まりそっちのけで精神を削ったインターンやアルバイト、成績の取りやすさで選んでしまった興味の持てない授業、将来から逆算して考える進路や進振り先。自分を今まで動かしてきた「楽しい」という感情が、追い詰められた大学生活のどこかで忘れられてしまっていました。もっと自分の楽しいと思う活動を追求していこうというきっかけを与えてもらいました。

TEDxUTokyoSalon 2022 "Torchlight" の様子。

TEDxUTokyoのイベントで、運営で、このような人生を楽しむことの素晴らしさを取り戻した私は、自分の純粋に学んでいて楽しい学問や人と出会う面白さ、アイディアに触れる素晴らしさを学びました。そして今度はその感動を他の人にも感じてほしい!とBrandingチームの一員として活動しています。今度の4月30日に行われるメインイベントは参加者350人を見込み、かつてない大規模なもの。色々なバックグラウンドの人に来ていただきたいし、かつての私のように迷い込んでしまっている人、難しい思いを抱えている人にこそ届いてほしいなと思っています。このnoteを読んでいる皆さんの中で少しでも共感してくださり、思い当たる知り合いなどがいたら共有してくださると幸いです!


最後に

ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。
中高校生の方も大学生の方も社会人の方も、TEDxUTokyoコミュニティの一員として、ぜひ下記SNSもフォローしていただけると嬉しいです。

今後ともよろしくお願いします!

2023年 2月24日 山下彩夏

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TEDxUTokyo 2023
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