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TEDxKeio High School Youth -Catalyst- Blog3 -Manabuchi-


こんにちは!TEDxKeio High School Youth -Catalyst-でPR Directorを務めていました、溝淵真奈です!まずは簡単に自己紹介をさせてください。


Introduction -Manabuchi-

私が最初にこの組織とご縁をいただいたのは、2023年3月に開催された1つ前のイベント、~Liberation~です。そこでは私のロボコンチームとボーイスカウト等の経験を中心にスピーチをさせていただきました。その時に出会ったのが現代表と副代表の2人です。2人はLiberationが終わった次の日から次のイベント開催に向けて学校と交渉を始めたり、私のロボコン活動場所までわざわざ見学に来て次のイベントの開催について話してくれたり...
2人に限らず昨年の実行委員の方々の生き生きとした姿や熱意には人を惹きつけるものがあり、私も次のイベントには実行委員として携わりたいと思い始めました。まだ高2だった私にこのような貴重な経験をさせてくださった昨年の実行委員の皆さんには感謝しきれません。

- Why Catalyst

さて、私がTEDxに今回実行委員として関わろうと思った一番大きなきっかけは別にあり、それは1つのことに打ち込みそれをやりとげる経験をしたかったからです。
非常にあり触れた表現に感じられると思いますが、学校内で部活、生徒会、米国の高校とオンライン交流プログラムの運営、学校外でロボコン、ボーイスカウト、吹奏楽団の運営など深く考えずに手当たり次第の活動に手を出す癖のあった私にとって、1つのことに集中する機会は実はほとんどありませんでした。中途半端。不完全燃焼。そんな思いが今まで多かったんです。また、自分と同じ量の熱意をもった仲間たちと1つのことに没頭したいとも思っていました。高校時代一番忙しかったロボコンの大会シーズンが終わった高3の夏、ワクワクしながら応募フォームを記入したのをよく覚えています。


PR Groupについて

ところで皆さんはTEDxKeio High School Youthの組織体制についてどれほどご存じでしょうか?

当実行委員は再編や新規採用を経て最終的にはTech、Event、PRの3グループに分かれて業務を行ってきました。私がDirectorを務めさせていただいたPRグループはさらに渉外、デジタルプロモーション(デジプロ)、採用に分岐しています。

渉外チーム:記者対応や来賓・教員対応
https://note.com/tedxkeiohigh/n/nef5365558b6a(Ligoの記事)
デジプロチーム:SNS・ウェブサイトの運用
https://note.com/tedxkeiohigh/n/n24c0e0bd4660(Chrisの記事)
採用チーム:高1、2年生の採用
https://note.com/tedxkeiohigh/n/nda607d04668f(Yukimiの記事)
が主な仕事でした。各チームでの詳しい出来事はそれぞれのリーダーが熱く語ってくれていると思うので是非上記リンクから合わせてご覧くださいね!

計10名の個性あふれるPRメンバーたちの希望や適性から配属先、そして各チームのリーダーを決めました。PR一本でバリバリ仕事をしてくれたメンバーや他グループにも所属しいくつも掛け持ちするメンバーなど働き方も多様でした。

-PR Directorとして

ではDirectorとはどのような仕事をする役割なのでしょうか?
Directorの仕事とは自分のグループに関係する全ての業務が期日通りに進んでいることを管理すること。企業の中で言う管理職です。そしてTech GroupやEvent Groupとの兼ね合いをDirector同士でミーティングする程度でしょうか。基本、業務はやってはいけないんです!他のPRメンバーから私は忙しそうに見えていたようですが、実は私自身は仕事に追われていた記憶はありません笑
ただ、時間的な業務の厳しさはない一方、私にとってDirectorの業務はとても難しく感じた面もありました。なぜなら私は指示を出すだけでメンバーがPRに関連する業務を全て終わらせるようにしないといけないからです。中には自分がやれば早いなと思う業務ももちろんありますし、実際、自分が代わって仕事をしてしまってることもありました。しかし管理者である私が仕事に明け暮れてしまうと、PRを全体として見ることのできる人がいなくなって統括を取れる人がいなくなってしまうので、出来る限り手を出さないようにしていました。TEDxKeio High School Youthは4つの異なる高校から委員が集まっているので、ほぼ全員が初対面で業務はオンライン、その上常にどこかの学校はテスト期間で中々全員がそろいません。また、文化祭のように短期間で一気に完成させる行事とは違って半年以上の時間をかけて大きなものを作り上げるモチベの維持も課題の1つでした。チームを動かすのって難しい。。。学校の行き帰り、食事中、寝る前、常に、どうやったら自分たちの組織が効率よく、誰かが無理することなく回っていくような環境になるだろうかを考えていました。

-PR Groupの目指すものとは

私がDirectorになって最初に行った仕事は「ビジョン」をたてることでした。実は私たち委員会が正式に認められるまでSNSで投稿ができずやることがなかったため、ここから始まりました。しかし、とりあえずで作ったこのビジョンは何度もPRを救ってくれました。PRメンバーそれぞれの携わる業務は違うとしても全員で進む方向性を揃えられたり、途中壁にぶつかった時はビジョンに戻ってくれば自然と私たちが向かう先へ、導いてくれました。そんな私たちがたどり着いたビジョンはこの2つでした!
・TEDxKeio High School Youthを多数の媒体で広め様々な層の人に周知する
・これからもTEDxKeio High School Youthが継続して開催されるよう文字や数値として残す

このビジョンを元にデジプロチームと渉外チームには「目標」をたててもらいました。(採用は途中から代表の指示で追加されたので元々は存在していませんでした。)
デジプロはSNSの媒体をインスタグラムのみからHPや他のSNSを始め様々な年齢層にリーチすること、渉外は慶應義塾内外両方のメディアを獲得すること、またオンライン上に掲載されるメディアを見つけることを目標としました。

だんだん業務が込み入る中、私が特に意識したのはメンバーに専門性をもって動いてもらうことです。学校とは自分の得意も苦手も学ばなければ行けませんが、TEDxは自分の得意を活かす場だと考えました。経験者未経験者関係なく何かの分野に特化してもらうことによって各メンバーに責任意識が生まれ、それぞれのチームが自主的にどんどん仕事を進めていってくれる状態ができました。上に立たせていただいている人間としてはメンバーの皆に嫌われる覚悟で鬼のようにリマインドする日々でした笑
私のPRグループの一番大好きなところはどんな仕事をしていても皆でやっている一体感があるところ、そして仲の良さです!全員がこの活動を真剣に捉えてくれていて誰かが意見を求めるとただ賛成するだけでなく反対意見やいろんな視点から助言してくれます。それだけ深い関係性ができたということでしょうか。そのおかげかPRではグループでご飯会を開催したり中にはチームで遊びに行ったところもあり、仕事以外でもたくさん思い出ができました。PRの雑談LINEグルでは誰かが誕生日になるとみんなでお祝いする文化もあったりします。これを書いていて昔「どのグループよりもPRで仲良くなってやる!」と言っているメンバーがいたのを思い出しました笑 多分なれています。



イベント終了時点で、デジプロは短いSNSの運用期間でしたがInstagramのフォロワー数を約1.5倍に増やし、新しくWebsite、X、FaceBookの運用を始めました。
渉外では4件のメディアを獲得し、これから塾内外そしてオンラインの形態で記事が掲載されていく予定です。
採用では高1、2年生のとても心強い後輩4名を仲間に迎え入れました。

PRは外に情報を発信し、実行委員と外部をつなぐことが仕事なので外部の人に認められたときが一番嬉しかったです。例えば学校の友達や後輩に「TEDx楽しそう!」や「高校生が運営しているとは思えない!」などと言われたのはとても嬉しかったです。PRグループは目標達成できたと自信をもっていえるのではないでしょうか!


Catalystを終えて…

随分と長くなってしまいましたが、今年のテーマ「Catalyst」では参加者・登壇者・実行委員の3者がイベントを通して交わって化学反応を起こし、新しい自分を見つけるために決められました。登壇者として昨年関われたことは無論生涯忘れることのない経験となりましたが、-Catalyst-のイベントを創りながら、どうやってつながりを参加者や登壇者に提供できるか、新しい自分を見つけてもらえるか、仲間と発案と議論を繰り返したことがとても価値のあることだと感じました。実行委員という立場で関われたことで、一番長い期間で、そして深くCatalystに浸れたのではないかと思っています。

ほとんどが高3だった実行委員は大学生になり、分野も多方面に分かれてしまいました。もう実行委員全員で集まれることはないのかと思うと寂しい気持ちが押し寄せてきますが、1年後、3年後、10年後にみんなが何をしているのか話しを聞くのが楽しみです。これを読んでいる実行委員の人、いつでも近況報告待ってます!
最後にこの場をお借りして一貫教育校の先生方や用務員さん、9名の登壇者、高校生の参加者の皆さん、実行委員、そしてPRグループに心よりお礼を申し上げます。6か月間本当にありがとうございました。

TEDxKeio High School Youth実行委員 PR Director Manabuchi

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