キミとボクの最終戦争1

プロローグ


ここは戦場。兵士たちの怒号や銃声が飛び交う。
とある兵士は「鬼畜米英!根絶やしにしてやる!」他の兵士は「まずい!爆撃機だ!撃ち落とせ!」「おい!大丈夫か?しっかりしろ!」と自分を心配してくれる兵士…状況が分からない…耳も遠くなってきた…目の前が真っ暗になり…
「ハッ!?なんだ…またこの夢か…」少年が目を覚ます。


チャプター1


いつものように起きベッドから出て歯を磨く。ご飯を食べ、学校へ行く支度をしていつものように学校へ行く。
何気ないいつも通りの日常。
学校へ行く通学路を歩いてる時、馴染みのある声から話しかけられる。
「おはよー!優希!なんだまた寝不足か?例の夢でも見たのか〜?」
彼は潤、小学校からの付き合いだ。
「おはよう潤!寝不足に見えるか?気のせいだろwww」と返してみたものの、正直寝不足気味だ。他愛のないいつも通りの会話…話しているうちに学校につく。
僕たちの通う学校はこの、県立工業高校だ
僕はあまり頭が良く無かったけど、電子機械系は得意だったから電子機械科に入った。もちろんそれは潤も同じだ。
授業が終わり、昼休みのチャイムが鳴る。僕は持ってきた弁当を広げている間に潤が来る。潤が「なあ、お前がいつも見るって言ってる夢あんじゃん?あれってさ〜毎回全部同じ夢なの〜?」
「うーん…そう言われるとそこまで気にして見てなかったな〜…でも毎日同じような戦争の夢…毎日見てるからもう慣れてきたよwww」僕は笑い飛ばそうとした。けど、
「なあ、ちょっと流石に毎日見るのはヤバくね?精神科とかで見てもらった方がいいんじゃね?」と返される。
「いや、色々調べてみたけどさ、なりたいものとか理想的な自分に追いつけない時とかもそうゆう夢見るらしいし、多分大丈夫だろ。ただ…」
「ただ?」潤が繰り返す「ただ、実際にあったような気もするし、なんか懐かしい感じがするんだよね。」
「そんなのあんのか〜…あっ!やべぇ!5時間目移動教室だ!行くぞ!」弁当を急いで食べ、授業の準備をして向かう。
全部の授業が終わり僕は部活をサボって家に帰る。そうしてまたあの悪夢が始まる。

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