ざっくり分かる、投資先

世の中には本当にたくさんの投資対象があって、VTIだのSPYDだのQQQだの横文字ばっかりで何が何だかさっぱりわからない。
QQQなんて愛用アンプのツマミにしか見えない。

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ETFへの投資をしよう

また横文字。だが恐れることはない。覚え方は
(E)ええ感じに(T)投資先を(F)振り分けてくれるモノの総称。
※ほんとはExchange Traded Fundの略
名の通り、世界中のいろんな投資先をピックアップして、ええ感じに詰め合わせてくれる。ざっくりと、有名どころはこんな感じ。V**というのがETFの名前。投資の入り口として知っておきたい有名人。野球でいうイチロー。

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S&P500というのは米国企業の中でも選りすぐりの500社。
アメリカは新陳代謝が激しいので業績が悪ければすぐに外され、良ければ積極的に採用される。
ちなみに日本の日経平均株価は、入るのは難しいが居残るのは簡単。
この両国の差、まるで大学への入学と卒業のようだ。

同じ投資先でも、異なるETF。その違いは?

例えばエリート集団のS&P500に投資するのは、上記のVOOだけではない。他にはIVVとかSPYといった名称のETFが存在する。大きな違いはない。
ビックカメラで買うか、ヨドバシカメラで買うか、ヤマダ電機で買うか。
といったイメージ。実際に、3つのETFを並べてみるとこんな感じ。

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2010年10月1日を基準として、その倍率を表示している。いや、全部一緒じゃん。実際には、経費率(後述)や配当金(年に数回入ってくるお金)があるので、微小な差はある。ちなみに上図は経費率込み、かつ配当金を再投資した結果。それでもぴったりくっつているのだから、どこで買っても一緒。

どこの販売会社のETFを買えば良いの?

結論、経費率の安いモノ。経費率は手数料のようなもので、「(E)ええ感じに(T)投資先を(F)振り分ける」その代わりに金くれ。という仕組み。
で、経費率が安いと有名なのがVangurad社。
Vanguradと聞いてまず頭に浮かぶのはバンガードソニックだろう。

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投資の世界ではVanguard社は世界最大規模の資産運用会社。
そんな彼らが販売しているETFの目印は「Vから始まる(ものが多い)」
上述のS&P500連動型では、Vanguard社が販売しているのはVOOである。
経費率はSPY=0.0945%, IVV=0.04%, VOO=0.03%と、VOOが最安値だ。
ちなみに市場価格には経費率が含まれている
それをふまえても、上のグラフで同じように見えるので、経費率が0.1%未満であれば、差は気にしなくても良いかもしれない。

どこの地域のETFを買えば良いの?

ここまで、販売会社の違い(ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機)に大差がないことをお話してきた。では何を買うのが良いのか?世界全体?米国全体?米国のエリート集団S&P500?先ほどのようにチャートを見てみる。
VT(全世界)、VWO(新興国)、VEA(先進国)、VTI(米国)、VOO(米国エリート)のチャートは以下の通り(2010年10月1日より)。

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VT:2.89倍, VWO:1.52倍, VEA:2.04倍, VTI:4.49倍, VOO:4.44倍。
圧倒的米国勝利
である日本でも「米国投資だ!!」と、やいやい言われているのには、このような背景がある。米国全体VTIと、米国エリートVOOでは大差がないことも面白い結果。
今後も世界の経済大国である米国が伸びると考える人はVTI,VOOを選ぶ。
一方で、米国一国は不安、と考える人は全世界で構成されるVTを選ぶ。
もっと儲けたい!!という人は次の記事をお楽しみに。

おわり

・全米か全世界のETFに投資!
・経費率の安いETFに投資!
・VT or VTI

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