後悔への対処法
「後悔」
文字通り、後になって悔いること。
今日は久しぶりに「やってしまった」。
とある後輩に暴言を吐いてしまった。
厄介なのが、厳密にはその後輩に対する直接の暴言というわけではなく、誰か分からない相手に暴言を吐いたところ、実はその相手が件の後輩だった、という最悪なパターンである。
例えるなら、迷惑な電話が同じ相手からたくさんかかってきていて、「次かかってきたら絶対文句言ってやる」とムカムカしていたところにたまたま愛する彼女から電話が来てしまい、電話の相手を確認もせずに「いい加減にしろー!!!!」と怒鳴ってしまったようなものだ。
この場合、彼女は自分のことを言われたのかとショックを受けてしまい、ともすれば原因を見つけて謝罪すらしてくるだろう。
もちろん彼女に事情は説明するのだが、何となく気まずくて、どうもギクシャクしてしまう。
今日のできごとはまさにそんな感じである。
後輩にすぐさま謝罪したものの、申し訳ありませんと謝罪のメールがきて、さらに弁解したもののその後返事はない。
特別仲の良い後輩ではないため仕事上でしか接しない。
だからこそ気まずい。
私の人柄だって知らないだろう。
ただただ暴言を吐いてきた先輩と思われただろう。
シンプルに、落ち込んでいる。
そのできごとは確か14時くらいに起きたと思うが、直後に送った業務メールでは件名も間違えた上に添付が漏れてしまったほどには狼狽えていたし、20時になった今でも落ち込んでいるくらいだ。
ああ、穴があったら入りたい。
できることなら、うっかり失言してしまった直前の時間に戻りたい。
そんなこと、できるはずがないんだけれど。
***
昔から後悔することはたびたびあった。
ものすごく大事なイベントで主催にもかかわらず大遅刻してしまったとか、
わざわざ言わなくていいことを当時付き合っていた彼氏に言ってしまったとか、
第1志望の大学の入試試験で貧血でぶっ倒れてしまったとか、
そのどれもが自分に原因があるから、向き合うことが辛かった。
準備不足でも前日はもっと早く寝ておくべきだったとか、
相手の気持ちになったら言うべきではなかったとか、
今回だってあんな発言しなきゃよかったとか、
たくさん反省して、
でも反省しても時は戻らなくて、
全部自分に返ってくる。
例えば相手の信用をなくすだとか、
みんなと過ごせたはずの時間がなくなってしまうだとか、
チャンスをなくしてしまうだとかだ。
もう今となっては、過ぎたこと。
後悔に縛られる人生なんかまっぴらごめんだ。
***
けど、やっぱり今は、後輩に対して申し訳ないのと、相手の信用を失ってしまっただろうなぁという事実にひたすら落ち込むのだ。
口が悪いの、直そう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?