服を買うこと(編集後記、その1)
よければお先にこちらをどうぞ。
流行り病のせいで大学やアルバイトが休みになった。暇になったので、「文章を書く」ことに取り組もうと思う。
はてなブログはもの、note はそれ以外の話。
手持ちの服のこと
私はあまり服を持っていない。普段着ているのは、
シャツ7着、Tシャツ3着、
セーター1着、アウター3着、
コート3着、ボトムス3本、
スニーカー2足、革靴3足。
季節物を含むので、シーズン毎ではもっと少ない。後は靴下や下着の類。欲しい服はたくさんあるが、安易に買わないようにしている。この冬に買ったのも、コットンワッフルのタートルネックだけだった。
私は買い物に時間を掛ける方だ。一目惚れや即決はしない、一年ほど空けてから買うこともある。そのものが、今の気分だけでなく、私のスタイルとして着ることができるか否か、を考えるためだ。
もっとも、着てみなければわからないことは、たくさんあるが。
たくさんの服を管理する自信が無い、ということもある。
手放さない、ということ
さて、Nudie Jeans の話だが、何度か手放そうと考えたことがある。
今の自分の感覚からすると、カジュアルすぎるからだ。
サイズを上げているので、太ももには余裕があるが、膝下からタイトになる。そのシルエットや色落ちがカジュアルに見える。ローテクスニーカーにはいいが、ドレスシューズばかり履くようになってからは、合わせづらくなった。その後に買った A.P.C. は、こちらも随分細いが、そういうスタイルにはよかった。そのせいもあって、一時期ほとんど穿かなかった。
だが、この二年で穿くようになった。スニーカーを履くようになったからだ。改めて見ると、確かにカジュアルだが、程よい脱力感がある。長年穿いた愛着もあるが、このジーンズにしか表せない空気がある。それが古くならない。
流行とスタイルのこと
「流行は、大きすぎるか小さすぎるか、だ」と聞いたことがある。
「流行は廻る」とも聞く、誰かが廻らしているのだろうが。
勿論、全く同じものが戻ってくるわけではない。パワフルなスーツが流行っても、バブルのものが持て囃されることはないだろう。だが、不思議なことに、時代を経ても古くならないものがある。たとえ気分や流行という名目のもとに、時代遅れだと思われても、いつの時代でも新鮮なものがある。無個性でも普遍的でなくとも、そういうものが存在する。
これは人によって異なるし、その選択によってスタイルができる、と私は思う。
服を買う、ということ
ものを買うとき、必ずしていることがある。それと共にある生活が想像できるかどうか、だ。できれば買う、できなければ買わない。服ならば、具体的に何と合わせるか、どう着るかではなく、その服とどう過ごすか、を想像する。経験上、それができた服とはうまくやっていけるし、古くならない。そうやってスタイルができていくのだろう。
おかげで買い物には時間がかかるが、その過程を省くならば、服なんて何でもいいと思う。
あ、これは「服買うのって楽しいね」って話です。
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