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〖八花設計室〗 10月の作品ジャケットデザイン

haccaノベルのデザイナー、石川です。
haccaノベルのデザインについて〖八花設計室〗と題してお届けします。設計室はそのままでも、デザインルームと読んでいただいても結構です。

10月リリース作品のジャケットデザインについて解説をしてゆきます。

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10/20リリースの『ヒーローじゃない』。曳町 織さんの作品です。
第1回haccaコン受賞作品となります。

連載が終了しましたので、作品世界の内容にも触れつつ解説してゆきたいと思います。先に作品を読みたいという方は、上記haccaノベル公式サイトよりアクセスしてご覧ください。

今回のジャケットは、ヒーローが職業として存在する現代ファンタジーの世界、その世界観に合わせて、ファンタジー要素強めで作成しました。作中に登場するものではないのですが、ヒーローを象徴するエンブレムを想像して全体をデザインしています。

エンブレムの形を選ぶにあたって、盾であることも意識しました。それは、二種ヒーローであるアマネを象徴しています。物語の序盤では、盾にしかなれないことへのコンプレックスを持っていますが、かえってそのことによって新たな道を拓くことができる可能性が示されます。
ですので、その点をピックアップしてのデザインとなりました。

その盾の中に入れ込んだモチーフは、剣とトーチ。
一種ヒーローであるチアキの武器である剣と、一番の見せ所で決めたアマネの炎のトーチ。
剣の先に星があるのはチアキが特級であることも示唆しています。

カラーは甘い色合いで、haccaらしさも織り込みました。甘い展開への予感を抱いていただきたかったからです。
料理の描写も多彩なので、スイーツのイメージも少し入れて。

そんな甘さもありながら、戦闘があり、またそれぞれに葛藤を抱え、悩む姿も描かれます。
総合的な物語の豊かさがあり、haccaコンの大賞受賞にふさわしい作品です。受賞作である証として王冠のシールも貼らせていただきました。

物語の世界をアマネと共に歩んでみてください。くすぶっているものに火をつけられて、新しいヒーロー像を見つけることができるかも。どうぞ、素敵な物語の時間を!


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サンキュー。酸いイチゴが、たちまち甘くなりますように。
7
私の世界はどこまでも平ら、レイヤーの目を入れたり消したりして、時々君の前に現れよう。物語を書きます。刺繍をします。インクの子どもたちの声を聞きながら。ホームページ http://www.roverdover.com / ヘッダー画:茅野カヤ

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haccaノベル ー八花設計室ー
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