〖八花設計室〗　8月の作品ジャケットデザイン

haccaノベルのデザイナー、石川です。
haccaノベルのデザインについて〖八花設計室〗と題してお届けします。設計室はそのままでも、デザインルームと読んでいただいても結構です。

8月リリースの2作品のジャケットデザインについて解説をしてゆきます。

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8/8リリースの『寄り添う陽だまり』『腕の中の陽だまり』。雨音 慶さんの作品です。
今回、haccaノベル初の試みとして、連作の同時リリースを行いました。その内容にふさわしいジャケットのデザインを考案しました。

『寄り添う陽だまり』では、大晴くんが東京で撮影したチェキ、『腕の中の陽だまり』では、日菜ちゃんが大阪で撮影したチェキという設定になっています。
物語は、相手の語りによって進んでいます。ですので、それぞれに思い寄せた写真と捉えて作成しました。写真もモチーフも、手書き風の文字も、ふたりの個性を表すことができたんじゃないかな、と思っています。

陽だまりにくるまれる、穏やかに嬉しい物語です。お互いを思う気持ちが、それぞれの心に通底していて、視線がとても優しい。
〖きゅん〗×〖きゅん〗を往き来して、ぜひ心を喜ばせてください。

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8/20リリースの『マジックアワー』。私、石川 葉の作品です。
こちらもhaccaノベルとして初の試み、Tallサイズの物語です。
haccaノベルでは、短編小説はShort、中編小説はTall、長編小説はGrande、連載小説はSerial、と小説の長さからも選んでいただけるようにmenuを組んでいます。ラインナップが出揃うまでは、まだまだ時間がかかりそうですが、気分に合わせた物語の提供を、たくさんできるように続けていきたいと思っています。

『マジックアワー』のジャケットですが、登場人物をアイコンで表現しています。カメラは主人公ヒーコ。風見鶏は物語に出てくる「コックテイル」というアプリのアイコンで、それを使うエミリー。月は親友、文月の名字から。バンビはdeerというハンドルネームを使う谷川くん。

ヒーコは、肖像画を撮影した人物がほどなく亡くなったことから、カメラを手に取ることができなくなります。「絶対に死なないから！」その言葉を信じてシャッターを切るヒーコ。相対する3人。写真を通して描かれる、ひと夏の青春小説です。

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第1回haccaコン、ご応募ありがとうございました！
素晴らしい小説にたくさん出会えた喜び。何度もその物語を通り抜け（そして議論を重ね）選考を終了致しました。

大賞作品は10/20、haccaノベルサイトの更新をもって発表となります。
ご期待ください！

コンテストへのご応募、またご支援を本当にありがとうございました。
haccaノベルを今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。