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〖hacca film〗 『寄り添う陽だまり』 『腕の中の陽だまり』

ジャケットのデザインに採用したチェキです。ジャケットについての詳しい説明は八花設計室にて行いたいと思っています。

前回は彼が、東京に来た。この部屋に、彼がいた。カーペットの上、窓辺の陽だまりに2人、寝そべった。陽の暖かさが心地よくて、眠気を誘う。寄り添う彼の温もりに安心して、気づいたら揃って昼寝をしてしまっていた。
東京に住む日菜が初めて大阪のこの部屋に泊まりに来た日。確かあのときも同じくらいの長さだった。お互いの呼び方が、大晴くんからたいちゃんに、日菜ちゃんから日菜に変わり始めたばかりで、付き合いたての気恥ずかしさをまだ少し引きずっていた頃。

haccaノベル、最新作は雨音 慶さんの『寄り添う陽だまり』『腕の中の陽だまり』。お互いを想う気持ちが、柔らかい光となって心に届いてきます。それぞれの物語を往き来すれば、今はなかなか会えない時ではあるけれど、遠くにいるあの人を優しく思い出すでしょう。ぜひ、物語を共有してみてください。


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