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二尾持つ人魚 のタンブラーを持ち 上下弦の月の交差 御者 馬 馬車 ブリリアントカットの白鳥…
サモワールの湯気の音 お茶の時間に猫は生まれる ジャムティーから湯気が逃げる ミルクのジャ…
君は大きな口をあけている なにをしている 「星が降るのを」 私は、その口を口で塞ぐ 「せめて…
言祝ぐわたし よくぞ、狭くも広くもない門をくぐり抜け生き延びた、猫よ、君に名前をつけよう …
君の声はマッチを擦るよう 吸い込まれるように燃え上がる 掠れたまま、世界の秘密をひとつ語る…
仔鹿のすみか カムチャツカ キリンのあしもとで バトンにじゃれついている 幼な子は寝返りを…
刷くような、おおきな流れ星は 彼女のしわざだって (願いごと? 知らないけれど祈ってみたら 叶うこともあるかもしれない) (それとも 見たいと思う願いは叶った?) ***** 収録:真昼に落ちた流れ星
病棟の個室で 星を見るように見た 身内が皆、呼ばれているのに 父は、あっけらかんと言う 手…
わたしはね、キャロリングするの、ひとり アドベントの頃、口元をマフラーで隠して 「荒野の果…
わたしの影。わたしは彼女のことをリコリスガールと呼ぶ。正確にはリコリスキャンディガール。…
こどもじみたわたしの嘘は、やがて創意工夫を通り越し、いささか横柄になってパーソナルスペー…
夜の深みに身を浸す 透明度の高い夜なら 星の瞬きは たちまち、星の預言よ (ほら、よく耳を澄…
新しいマガジンをスタートさせています。 マガジン名は「 真昼に落ちた流れ星」。主に詩の作品…