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サモワールの湯気の音 お茶の時間に猫は生まれる ジャムティーから湯気が逃げる ミルクのジャ…
君は大きな口をあけている なにをしている 「星が降るのを」 私は、その口を口で塞ぐ 「せめて…
言祝ぐわたし よくぞ、狭くも広くもない門をくぐり抜け生き延びた、猫よ、君に名前をつけよう …
君の声はマッチを擦るよう 吸い込まれるように燃え上がる 掠れたまま、世界の秘密をひとつ語る…